ちゅん

天気の子のちゅんのネタバレレビュー・内容・結末

天気の子(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

よかった!普通によかった!
なんなら君の名は。より全然好き!
てか君の名はがあんなに流行ったのが理解できない。普段アニメ見ないパンピー層には衝撃的で、アニメいいじゃん!みたいになって受けただけやと思うけど違うんかな。

で、今回の天気の子。
公開前からどんだけ君の名は引きずるねん!やしcmにもめっちゃ使われてて作品内でもスポンサー出て来すぎやろっていう大人の事情というか商業感丸出しな感じがどうもやな感じやったけど、それ差し引いても素晴らしいって言うから観に行ったけど、、はい、よかったです。
完全に大人向けな気がする。
それも、子供を卒業した大人じゃなくて、すっかり大人な大人。
軽犯罪やりすぎ!とかガキすぎて腹立つ!こう感じるのがつまらない大人なのかな!とかいう感想も理解できるけど、そんなの全部引っくるめてもっと遠くから眺められるくらいの大人。
自分がそんなにも大人になった、というか年齢を重ねてしまったんやなというのもびっくりやけど。

自分たちのことでいっぱいいっぱいで、周りなんてどうでもよくて、自分が世界の中心で、、っていう若さが爽やかだった!
それがあの水の絵のキレイさと合わさって、キラキラしてるなー若いってすばらしいなーって純粋に思った。
普段田舎に住んでる私からすると、東京の街はギラギラしてて、闇がありそうで、みんな派手で、本当に10代の頃は東京こえーーって感じてたし、ラブホテルだってすっごくわくわくドキドキしてたのに、今となってはどこもそんなに怖いこともなく。この映画見てたら昔はそんな風に思ってたなーって感覚も思い出した。16歳の主人公から見えてる東京の景色が、すごくわかりやすく表現されてたように感じた。

それに今回は、最後ちゃんとハッピーなエンドなのがよかった、いつもよりはハッピー。多分。
ご想像にお任せしますエンドはちょっと腹たってたけど、今回は普通でよかった。
ただ、大丈夫だよね!みたいなセリフ、微妙、もうちょっとなんかあったやろ、と。いやそれがいいのかもしれないけど、私にはなにを意味してるのか理解できず。

他の批判部分としては、
曲が微妙、盛り上がりに欠ける。もう君の名はの曲もう一回使ってもよかったんちゃう?笑
水の魚が話題になってる件と、水が空に溜まってバシャーンの件、もうちょっと回収して解説してほしかった。想像力の豊かでない人間にはなんやったんかよくわからず終わった。
そして天気の子ってタイトル。バケモノの子てきなのを思わせて微妙。もっと爽やかなやつやとよかったのになーとか。素人が思う。
瀧くんと三葉も出なくてよし、むりやり君の名は層を取り込もうとしてるの、きついっす。
あとは本田翼本当にいらん、笑

でも、映画終わったとき、完全に雨やと思ってたし、ギラギラした都会にいる気分になってたのに、いざ外に出てみたら蒸し暑くて星がきれいに見えて高い建物もない田舎が広がってて、ああそうか、東京じゃないし雨も降ってないんやった、って。完全に世界入っててびっくりしました。
うん、やっぱりいい映画だったんだろう!

まぁ結論としては、小栗旬最高ってことですね。え?
出てるって知らずに見たけど、小栗旬が一言目しゃべったときに、うおおおおお?!ってなってもう小栗旬しか見てませんでした。
てか俳優なのにあんなうまいってすごくないか?!
ちゅん

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