新海監督のNHKでのインタビューを見て急に見たくなって見に行った。天気と人間の気持ちのつながり。異常気象と殺伐とした世の中における希望。どんなに絶望的な社会でも軽やかに生きる若者たちを見たい気持ち。どれもすごくよくわかる。なので期待も大きかったけど、結論から言うと正直、もったいなかったなあって感じ。もっと練り込んで時間をかけて作るべきではなかったか。特殊な能力を持つ人がそれを使って商売することに違和感があるし、晴天にしてほしい人たちの願いにまったく共感できない。晴天のことを人はなぜ「いい天気」というのか。もっと掘り下げるべきテーマが天気にはあるはず。もったいない。
ただ、雨や水はさすがの新海ワールド。一見の価値がある。本田翼と小栗旬については論評しない。
