◼️リアリストに中指を立てるパンクな純愛劇
あらすじは割愛。
Usを見るつもりでしたがどうも時間が合わなかったので周回遅れで観賞してきました。
空前絶後の大ヒット作「君の名は。」で大きく知名度を上げた新海誠監督が、有名監督という鎧を手に入れた中で「らしい」作品に再度挑戦したという印象です。
いわゆる、セカイ系の色が全面に押し出されていましたね。
天気を操るということはセカイの形を変えるということ。それを軽いノリで依頼する人々も、実は帆高や陽菜と大差がないのでは。セカイを変えてくれた彼らのセカイを守ろうとする人が殆どいない点は面白いと思いました。恵まれているとはいえない帆高たちの境遇を考えると、より一層この思いが湧いてきます。
どこか「万引き家族」との間に親和性を抱きました。
映像の美しさは相変わらずです。美しさのみならず、自然災害の描写はなかなか迫力がありました。
ですが、私はこの手の純粋なキラキラ具合は少し苦手です💦
愛にできることってそんなにないんじゃないの?(闇)