このレビューはネタバレを含みます
瀧くんと三葉ちゃんに泣いたんですけど(そこか
だって…三葉ちゃんが生きてるんだもん…。
残酷な世界に抗って、世界を変えてしまったとしてもただ1人の女の子と一緒にいたかった純粋無垢な少年と、諦めて世界と同化することを選んだおじさんのお話。
都市部の空と建物の光の反射が本当に素晴らしくて息を飲む。
あれ?私今美術館にいたっけ?ってなる。
話としてはある意味よくある話。
とあることをきっかけに特殊能力を持ってしまった女の子を救いに行く話。
ただ、ここで重要なのは陽菜ちゃんが救われることを望み、帆高くんと一緒にいることを望んだこと。
帆高くんの独りよがりというだけではないということ。
ちょいちょい「千と千尋の神隠し」を思わせるカットがあって大好きな私はふふってなりました。
凪くんちょっとハクっぽかったしね。
人柱、って別に昔の話じゃないのよね。新聞記者とかもそうだったけれど。
自分勝手で意地っ張りで、どこまでもまっすぐだからこそ曲がれず曲げられず、輪の中から外れてしまう。
果たして、「和」を乱したのは本当は誰だったのでしょう。