2分の1の魔法のそのまるのネタバレレビュー・内容・結末

トムホファンなので当然字幕で鑑賞。トムホもクリプラもとてもキャラに合っていて良かった。ラストめちゃめちゃ泣きました。
全体的に分かりやすい流れながらも、だからこそ純粋に魔法や冒険にワクワクしたし、親子の話かと思いきや、兄弟の絆・成長の物語へシフトしていく流れがとても良かった。

特にラストについては時間が経つに連れ「どうするんだろう？」と思っていたので、それまでの王道なストーリーと反してちょっとひねった着地に驚いたし、かなり胸に来た。
そこまでずーーっとイアンの「お父さんに会いたい」という気持ちを見てきたのであの瓦礫の隙間から覗いてるシーンは本当に辛かったけど、父親としたかった事は全部兄のバーリーが叶えてくれていたという前置きがあった事で、ずっと傍にいた存在の大切さに気付くという、とても前向きで大人な着地になっていたと思う。バーリーの「ちゃんとお別れできなかった」という話を聞いて譲ってあげたという所にも成長を感じて本当に偉い、頑張ったね…と思ってまた泣けてしまった（完全に親目線）

バーリーは魔法を使えないし、途中足手まといっぽい描写があるのでイラッとするのもちょっと分かる。けどバーリーは最初から最後までイアンを否定せずずっと応援し続けて来たわけで、彼無しでイアンの成長は絶対になかった。大傑作とまではいかないけど、良い兄弟物だったと思う。