からあげどん

HELLO WORLDのからあげどんのネタバレレビュー・内容・結末

HELLO WORLD(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

悪い映画では決してない。けど、全てが70点というか……なんかこうすべてどこかで見たことある気がしてのめり込めない。というかヤッテヤルデス!があずにゃん!?あずにゃんなのか!!??って気になった。
愛した彼女を救うために未来から自分がやってきて、瀬戸内とか高原とか京都とかインスタ映えするところで少年が頑張るいつもの量産系にインセプション混ぜましたみたいな。てか世界が折りたたまれるところとかもろじゃん……。
あと、ヒロインがずっとそこにいるだけなんだよな。ひたすら可愛いだけで、物語で活躍してない。ただのトロフィー。ポリコレ的な意味じゃなくて、もっとあの子にキュンキュンするための何かが必要だったのではないか。
なぜ京都タワーのところでおっさんと決めシーンやるのか。BL顧客目当てなの?あそこまであずにゃん推しだったのに??

映像もキャラ造形も悪くないので、余計に何か惜しいというかもどかしさを感じてイライラする。
大人カタガキがカスなのは確定なんだから、もっと完全にマッドな悪人にして、あずにゃんと少年カタガキが協力してマッドカタガキの支配する電脳世界から逃げるようにして、でも最後の最後にあずにゃんが狂ってしまったカタガキにちょっと情けを見せてマッドが正気に戻って世界に復帰、さらにエンディングでマッドカタガキを助けるため、成長した少年カタガキが、アルタイルに残されたデータをいじってあのマッドが幸せになる装置起動ボタンを押してエンド、とかにするべきだったのでは。
敵がシステムになってしまったのが敗因なんだよ。
全て登場人物内の争いにすべきだった。