IMAX3Dで鑑賞
同じことを言っている人はたくさんいるでしょうが、やっぱりMCU版「死霊のはらわた」と言いたくなりますね。
魔術によるとんでも映像の連続にホラー演出も加わってまさに息つく暇もない一作。ラストの誰が悪者なんだかわからないような戦いの有様には正直笑わせてもらいました。
監督がサム・ライミなのは当然把握して観ましたが、音楽はダニー・エルフマンなんですね。MCUにはエイジ・オブ・ウルトロン以来の参加になるはず。
ストーリー的には、ストレンジとワンダのそれぞれが別ユニバースの自身や大切な人との触れ合いの中で、失ったものに折り合いをつけるという話。本筋としては2時間かけてやるほどのものではなかったように感じたんですが、その中身のなさもある意味ホラー映画的だったように思います。
NWHでの話が特に影響しているわけでもなく、今作でマルチバースの扉が開いたかと言われるとそうでもない気がするんですがそこはアメリカ・チャベスも合流したことですしまだまだ今後の展開に期待。
ミッドクレジットではダークホールドの影響で第三の目を開眼してしまったストレンジの元にクレアが現れインカージョンの解決を目指す流れでしたが、ドクター・ストレンジも遂に三作目に突入するんでしょうか。あとはワンダも一応生死不明ってことになるんですかね。
結局今作では出番がなかったアース616のモルドも次こそ活躍できると良いですが…
さて、予告が公開されて以来登場が噂されていたイルミナティですが、肩透かしで終わってしまったのは残念なところ。ワンダの規格外の強さを見せつけるためとは言え、リードとブラックボルトが秒殺されたのには正直少しがっかりしました。
メタ的に考察すればFFもインヒューマンズもリブートの計画がそれぞれあるので、彼らの活躍はそちらでしっかり描く予定ということですかね。見せ場が多少はあったペギーとマリアはおそらく今作限りで、チャールズに関してはファンサービスとパトリック・スチュアートの年齢も考慮しての活躍というあたりではないかと予想しています。
3D映画は人によって好みが分かれるようですが、上映設備と座席の位置さえ良ければ圧倒的に臨場感を高めてくれるので個人的にはアリだと思ってます。マルチバースの見せ方やストレンジの魔術など映像的にも見応えたっぷりなので、ぜひ3Dで見て欲しい作品でした。
