すごい映画 よかった
もちろんドラマ仕立てで脚色されてるが実話に基づいてる話で、80年代後半〜90年代の話というのが信じがたい
『13th』にみたように、「黒人は犯罪者」という、当局によるプロパガンダの結果としてのステレオタイプが色濃く反映されていた
黒人男性が白人女性をレイプしたり殺したりするというイメージを植え付けることで、白人に黒人への恐怖を煽るというプロパガンダ
マクミリアンの件はまさにそういう一例
さらに、マクミリアンが白人女性と浮気をした結果、その夫に噂を流され最終的に殺人犯に仕立て上げられたというのもポイント
この背景には、白人女性は白人男性の支配下になければならないという了解があり、それを冒した黒人男性の彼が「another way to lynch black men」を受けた
同様の了解のもとに実際に南部で起こった有名な事件として、エメット・ティル事件がある。これは黒人少年エメット・ティルが白人女性を「babe」と呼んだことでリンチされ殺された事件
黒人男性は、白人男性の支配下にあるべき白人女性に手を出してはいけないという南部のルールに抵触したためリンチされた。
犯人であるその白人女性の夫と弟(どちらも白人男性)は無罪になった
マクミリアンの件と通じるものがある
黒人の犯罪者を必要とするのは白人の方