キリト

黒い司法 0%からの奇跡のキリトのネタバレレビュー・内容・結末

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

人が人である限り、好き嫌いは無くならないと思うけど、差別はそれを超えている。
法が平等でないと安全に暮らすことはできないよね。
戦うのにはすごい体力と精神力が必要。
友達っていいね。







ブライアン ロースクールの学生さん。黒人であり、弁護士を目指している。学校はハーバード。インターンで死刑囚の担当をしている。
タダで人を助けることをしようと考えたのは、祖父が殺されたから、白黒テレビをめぐって。その時に気づいた、白人は黒人の死を気にしないと。だから支援をしようと決めた。

エヴァ ブライアンの同僚。死刑囚のために動く団体をブライアンとともに動く。冤罪の死刑囚を助けるために。 

ジョニー D マクシミリアン 捕まった黒人さん。死刑判決を受けた被告人。
女性を殺した罪で服役している。

マイヤーズ フックス 捕まっている白人。司法取引でジョニーが犯人と証言した男。

ブライアンの目的は死刑囚の支援団体を設立すること。冤罪事件を晴らすために。
ブライアンも黒人のために、死刑囚などに会うときに全裸にさせられボディーチェックをされる。本当は必要ないのに。

アラバマは黒人差別が少し酷い状態であり、白人が力を持ち過ぎている。マクシミリアンも本人は無罪を主張していたが、信じてもらえず諦めの境地になっていた。
マクシミリアンが捕まった証拠はたった一つ、事件で捕まった白人のマイヤーズによる司法取引の証言のみ。
マイヤーズはジョニーが犯人と証言した黒人の男性。

ミニーはジョニーの妻。ブライアンはミニーから話を聞きにいく。
ジョニーは人を殺したとされる日は、家族のみんなといた、知人とも。
車の変速機を直していた

マイヤーズは嘘の証言をした、盗みの罪を無罪にするために。
嘘だとわかったのは同僚の黒人のダーネルが証言してくれたから。
しかし証人が偽証罪で捕まる、違法な捜査だった、しかし証人は証言を取り下げてしまう、自分の生活のために。
全ては警察の圧力、さらに車に乗っているときにいきなり警察に止められ、銃を突きつけられる。これはブライアンへの警告。
マイヤーズに話を聞きに行くが、警察はなんでもするとしか言わず証言の撤回はしてくれない。

ブライアンはジョニーの事件の傍らハーブのという黒人の事件も手がけていた。ハーブは元々軍人であり、戦争で精神を病んで爆弾事件を起こしてしまった。
死刑が決まって、ブライアンの再審請求も却下された。別れを告げるハーブ。
                              
ブライアンはマイヤーズの最初の証言を聞いて、マイヤーズがジョニーのことを全く知らないと分かる。
マイヤーズが証言を変えたのは、子供の頃に火事の経験があり、留置所の死刑執行の匂いをわざと嗅がされ、それを逃れるために嘘の証言をした。

そしてジョニーの再審。マイヤーズは証言を撤回してくれる、真実の証言をしてくれる、(ジョニーを知らないと)。
マイヤーズが証言を撤回してくれたのはジョニーとその子供のためにした。
しかし裁判の結果は、マイヤーズの前回の証言は偽証だと認められなかった。死刑判決は覆されない。さらにその結果を認められなかったジョニーの息子が不満を訴えて法廷で捕まってしまう。
それでもブライアンはまだ諦めない、戦いを、真実のために。
ジョニーも真実を取り戻したから、諦めない。
州最高裁にまで裁判を持っていく。最高裁の判決は、ジョニーの再審が認められた。そして向こうの検事も起訴の取り下げ請求に加わる。
真実は明らかになる。ジョニーは無罪。
監獄の友たちもジョニーの無実の判決を祝ってくれる。
                              
キリト

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