みきの

黒い司法 0%からの奇跡のみきののレビュー・感想・評価

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
4.6
黒人死刑囚が冤罪で捕らわれているのを救おうと奮闘した弁護士の実話。
何も悪い事をしていないのに、ある日突然捕まり死刑宣告されるなんて怖すぎる。

途中まで胸糞だけど、
泣けるシーンが何度も押し寄せてくるし、
エンドロールで再度涙が止まらなくなる。

降りてもいいと言われたエバの返しも良かった。
「息子に将来思われたくない。
ママはビビって正しい道を諦めたと。」

1990年ごろのアラバマが舞台だが、
最近見たアメリカのドラマでも「国民の15%が黒人なのに黒人の囚人は全体の40%」というセリフがあったので戦いはまだ終わってないんだな…と。
エンドロールにあった「アメリカでは死刑囚の10人に9人は刑執行。1人は冤罪という衝撃的な過誤率。」というクレジット。大変勉強になった…

絶望は正義の敵。
これを見て弁護士を目指す人もいそう。
みきの

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