奇しくもアラバマ物語と同じ舞台…っていうのがなんとも映画みたいじゃん、と思いましたが実話なんですよね～。
嘘もつき続ければ真実になる、が司法のもとでまかり通るなら法とはいったい何なのだろう、誰を守るためのものなのか。
正義を誓いながら嘘を吐く、それに良心の呵責を感じなくなった人間の心が一番恐ろしい。
ブライアンの良心に触れたとき、自分を取り返し『笑って逝ける』と言ったウォルターの誇り高さ。無実の人間を死刑台へ送ろうと手を尽くす人々は死の間際、果たして自分の人生をウォルターのように誇れるだろうか？と考えた。
BLM運動の根底には確実に法の下の平等すらも奪われてしまう彼らの怒りがある。ブライアンたちの活動や正義が美談ではなく、それが当たり前の社会になれば希望が見えてくるはずなのに…現実はいつも残酷だなぁ。
