もんきち

21ブリッジのもんきちのレビュー・感想・評価

21ブリッジ(2019年製作の映画)
3.0
「割り切りよくて〇」

序盤ちょっとダラっとしてて「これはヤバいかな?」と思ってたら、麻薬班の女刑事とバディった付近から急加速でグングン面白くなります。セリフも展開もテンポがよくてスピーディ。余計な辻褄合わせのシーンや説明を端折ってるのがいい効果。例えば2人組犯人の関係性とか麻薬班女刑事の私生活や汚職警官視点の描写なんかをダラダラやられてたらしんどかったと思います。とはいえさすがにハーレムの女性の話だけで犯人特定てのは端折り過ぎな気がしますし証拠がUSBてのも安過ぎますけれど。
とりあえずは「時間制限付きのマンハッタン封鎖」が全く意味ないです。これってなんなんでしょう?全然封鎖しなくていいです。あと冒頭の父親の葬儀シーンでの神父の言葉が伏線として弱く「警官殺しの犯人に容赦しない主人公が、警官を殺しまくる」という大事な所に効いてません。色んな箇所で「ああもうちょっとだけこうすれば、、、」と思わせる惜しさがいっぱいですが、なかなか面白かったです。
それにしてもこのチャドウィックていう人、銃の構え方が実にサマになっててカッコいいですね。
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