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犬鳴村のj3livingのレビュー・感想・評価

犬鳴村(2020年製作の映画)
3.0
みんな辛口だなあ。
個人的な感想だけ言うと「結構怖かった」です。怖さを楽しむという意味では面白かった。映像はね。
映像で魅せる恐怖演出はさすがというところ。日常のシーンで撮ってる対象の背後のボケの中とか、逆に手前に怪異を配置する構図はやはり素晴らしい。
みんな清水崇作品見慣れちゃったって感じなの?
あんまりジャパニーズホラーとか見慣れてない人がレビュー見て「なんかそんなに怖くなさそうだな」って軽い気持ちで見ると後悔しまっせ。

ストーリーはウーンてところもあるかなあ。設定が古臭いというか、謎の解明スピードが早すぎるというか。

あと気になった点が・・・。
若手俳優がたくさん出てくるのは、この手の映画にはよくある事だし、通常の演技はともかく怖がり方はみんな及第点だと思うが、ここに小学生くらいの俳優を入れると一気に恐怖が「学校の怪談」レベルくらいに引き下がる気がした。男の子だと小学校高学年くらいになると、いくら子役でも女の子みたいにキャーキャー怖がる演技は恥ずかしいと思うのかもしれないが、そこは演技指導頑張っていただきたかったところ。リアルで恐怖体験真っ只中の小学生見たことないからわからんけどね。
あとはメインの幽霊が体をキシキシパキパキ言わせながら襲ってくるところは、気持ち悪いと思いながらも、力わざ感と申しますか「無理矢理な怖がらせ感あるなあ」と思わざるを得なかった。

3点。

恐怖回避バージョンって何だろう・・・?
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