おらが春

犬鳴村のおらが春のネタバレレビュー・内容・結末

犬鳴村(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

都市伝説とかオカルト系は結構好きなので割と楽しめた気がする。

胸糞悪い話ではあるよなぁ、という印象。
ほんとにそういう話ありそうだよな、っていう。
電話ボックスとか兄の死体、犬みたいになってるお母さんとか、思った以上にグロくてびっくりした。
キャストもつよつよで、よくある「演技棒で怖くなくなる」みたいなのは全然無かった。高嶋政伸はほんといるだけで怖いわ。


でも「うわぁめっちゃ怖....」とはならなかった。おばけをしっかり見せてくれたり、なんとなく「びっくりいくぞ!」っていう助走みたいなのが見えたから、というのはあるかもしれない。
あと単純に途中から頭が「怖い話」から「悲しい話」に切り替わってた感じも否めない。

ストーリーとしてはバッドエンドな感じなんだろうか?
主人公も最後犬っぽくなっててどう解釈していいもんか迷った。
あと、関わった人がみんな溺死するのは「なるほど!」となったけど、そしたらおじいちゃんが呪いで死ななかったのは何故だ...?となった。関わっただけで死ぬし当事者の家系は末代まで祟られそうと思ったけど意外と生きてるのに「???」という。
奥さんが犬鳴村出身だからだろうか。劇中で言及されてたのを聞き漏らしてる説もある。


ずっと陰鬱な雰囲気が漂ってるし、謎にコメディに走ろうとしたりすることは無いので、友達と「ホラー観るぞ!」ってなった時にちょうど良い映画なイメージ。
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