ヒムロ

犬鳴村のヒムロのレビュー・感想・評価

犬鳴村(2020年製作の映画)
1.6
臨床心理士の森田奏には霊感があった。
カウンセリングを担当する少年、遼太郎の近くにはいつも「あっちのママ」と彼が呼ぶ人がいる。
ある日、奏が家に帰ると兄に「彼女が犬鳴村に行ってからおかしい」と相談を受ける。
兄の彼女、西田明菜の変死から始まり、兄と弟の失踪、そして相次ぐ変死。
今はダムの底にあるはずの犬鳴村とはいったい何なのか、そして森田家の過去との関係は。


呪怨のあのキレキレの恐怖はどこへやら。
もはや特殊効果を何のために使っているのかすらよく分からない。
ブレブレの人間が変なポーズで走って追いかけてくるというのが最上級の恐怖だと思っているなら面白すぎる。
恐怖回避バージョンなんて作らなくなってこれをただ見ても面白いと思う。

ストーリーとか背景とかは非常に面白かったのだがそこがでしゃばり過ぎている感もあった。
怖くなくて面白くないのに話が分厚いなぁ…っていう感想が先に立つ。
こんだけ話がちゃんとしてるなら樹海村とか牛首村はこの辺の話が関わってくるのだろうか…?
いやどのみち見る気にはならないんだが…。

全編ギャグシーンかよって感じだったが公衆電話のゾーンだけはかなり良かった。
ただ電話ボックスにつく血の跡は犬とか関係なくねぇかとも思った。
まぁ設定の辻褄より怖さを取ったという感じか。

ともかくポスターの完成度がピークだった。
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