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犬鳴村のKのネタバレレビュー・内容・結末

犬鳴村(2020年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

とても親切なジャパニーズホラーの型を保った映画でした。
僕は映画館でホラー映画を観たことがなかったので、満足。

ダムに沈んだ村、先祖返りなど

日本のホラーは後ろをゆっくり振り向く"間"の文化。と教わったのは中学校だかの国語の授業でした。
それを思い出す程に、間を強調した演出。

ダムに沈む山村、というのもノロイとかで扱われていたよくある題材。
しかしながら、何故電力会社は村民達を皆殺しにしたのか。 村民達の反対運動とかがあった訳でもなしに。「この先日本国憲法通用せず」は、殺す為に打ち立てたのかな? でも何故?犬を食べてたから?僕が見逃したり聞きこぼした情報があったかもしれないですが、フィルムで解説するくらいなら、ノロイみたくその辺をしっかり説明した上で怖さを突きつけて欲しかった。

あと、先祖が誰なのか繋がるところとか、ビビらせようとするタイミングとか、諸々丁寧過ぎて、びっくり出来なかったです。
そんなに言わなくていいのに。

でも冒頭は結構緊張しました。鉄塔から落ちてくる所とかも「おぉー」って思いました。
ただし僕の中でのJホラーは、やっぱりノロイが一番かなぁと思います。


というか、あらすじ読んで初めて気付きましたけど、主人公のかえでは臨床心理士なんですか⁉︎
完全に扱いや立ち位置が医師でしたけど
冒頭にお兄さんの彼女を見て「〇〇(聞きこぼしました)か短期精神病性障害だと思う」とか言ったから。
というか短期精神病性障害と疑うには早計でしたよね。
看護師さんの振る舞いも、かえでの佇まいも、医者のそれですよ笑
瑣末なことですが、一番の衝撃でした
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