ノム

火口のふたりのノムのレビュー・感想・評価

火口のふたり(2019年製作の映画)
4.0
かなりの衝撃を受けた。

日本に、こんなロードムービーを撮れる監督がいたなんて!秋田を舞台に、街を歩き、西馬音内の盆踊り(?)を見に行き、秋田にある本当のお店で中華を食べ、バーでワインをたしなむ。映画の後半に、海辺で2人が座っているが、風車が何本も砂浜にぶっ刺されていて、こんな風景になってしまっているのか、と驚いた。

濡れ場がリアルすぎる。いわば、神から求め合うことを許されてしまったような2人の関係。そんな2人は当然、理性なんてまるで働かない。うまいメシを食って、バカみたいにセックスして、寝て、起きて、セックスして、食って、セックスする。こういう日々が、幸せなのだと僕は思う。セックス事後に、「セックスって気持ちいいんだな!」と、超姿勢よく座り、神々しい光がふんだんに当たっているシーンはとても好きだった。

終幕のシーンは、ふざけてるのか、本気なのか、もうわからなくなってしまった。こんなの見せられたらこっちだって投げやりだよ!

メモ
ケンちゃんの前では裸でいれるの
ノム

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