火口のふたりの作品情報・感想・評価・動画配信

「火口のふたり」に投稿された感想・評価

hine

hineの感想・評価

3.5
2人の思い出のエロアルバムの写真がとてもよくて、クレジットを見たら野村佐紀子さんで、納得。
会話して、寝て、食べての本当の毎日を綴る自然さが美しい。
バツイチの男と、5日後に結婚する女の、ありのままのすれ違いと求め合い。
良かったのは、2人のプロフィールがぜんぜん飾らないこと。バツイチプータローと、保育士目指してたのに、JRの下請けの下請けの事務みたいなどこにでもいそうな2人が人間として惹かれ合うところに、日常を感じて退屈しないんだよな。

世界が終わるとき、誰といたいか。
このメッセージは最近のコロナでみんなホント痛感したと思う。自分含め。

周りから見た自分じゃなくて、ありたい自分に近づく勇気を、自分だけで見つけるのではなくて、
人と会話して、人に支えられて、見つけていく人間らしさが描かれてる。

ラストは笑ったが、緊急事態で自宅待機中に、いちゃこらしてる方が平和だと思う。w
映画館が結構おじさまが1人で来てる割合が多くて居心地が悪い中鑑賞。
途中で「あっ、これで終わりなんだ。いい映画だったな」と思った部分があったのですが、普通にその後もだらだらと映画が続いてしまったので、あそこで終わっていたら良い映画だと思えました。
HaL

HaLの感想・評価

2.0
素人が見ると単なるポルノ映画のナニモノでもないのだが。きっと凡人には理解できない芸術性と人間の性が描かれているのでしょう。(皮肉)脱ぎっぷりさえよければ、ナントカ最優秀賞がもらえちゃうこの傾向…なんか嫌だな。
あの海が見える寝室いいなぁ…

2人の心も身体も幸せに向かっているように思えた。

これまた劇場に観に行けなかったことが悔やまれる…
二番館で掛かったら必ず行こう。
結婚を間近に控えた女性が、自衛官の婚約者が戻るまで、新居でいとこの男性と致し、互いの結婚や家族、若き日の二人の思い出などをダラダラ語り合い、美味そうなもの食っては致すを繰り返し、予想してないすごい結末に至る特殊恋愛劇。血縁があるから燃えるのかぁ…ちょっと憧れてる自分がやばい。快楽を画に描いたような、こんなにお互いに気持ち良さそうで楽しそうな濡れ場満載の映画は観たことない。バスの中とかお外でも致したい気はしれない。柄本佑出演作にハズレなし。瀧内公美の脱ぎっぷりが気持ちいい。ちょっと歌謡曲調なバイオリンの劇伴が気持ちいい。そしてとっても気持ちいいエンディング。なんだろうこの気持ち。笑っちゃった。自身の「身体の言い分」に従っちゃったらよからぬ事をしでかしそうなのでやめておく。
富士山の火口で自殺した(と思っている)日に別れたいとこの二人。直子(瀧内公美さん)の結婚式に再会する。

 人間らしくあることとは、寝て食べてセックスすることなのか。3大欲求を満たし続ける彼らにも確実に理性は存在する。
 けんちゃん(柄本佑)は時折政治的なことや社会問題について口にする。最初のシーンでも何かしら本を読んでいる描写がある。
 なおこの方も世界について理性的に捉えてしまっているために諦念が強く、達観している。
 そんな理性を忘れることができる瞬間が、二人のセックスである。お互いがお互いでなきゃいけない理由が存在していて、だからこそ美しいと思う。

 祭りがかなり象徴的なのだが、亡者のくだりがある。自らを亡者だと思っている二人が、亡者の列を横切る。それは亡者が受肉したということなのか、あるいは成仏されたように思う。だから最後富士山は噴火して二人は長い間、ずっとかもしれない、一緒に入れることになったのだ。(その後のバーのシーンでも亡者が彼らの世界に存在している)卑近な言い方だが、生死がわからなくなる感覚というのがこの映画には常にあって、それが特に現れているのが祭りでそこから世界と彼らの関係は逆転するのが、美しくて詩的だった。
kaname

kanameの感想・評価

2.5
故郷で再会した元恋人同士の男女が、記憶と理性の狭間で翻弄され抑えきれない衝動の深みに嵌っていく様を描いた物語。

美しい秋田県の風景を背にしたポルノ映画…そんな感想w

もはや会話すら邪魔になってくる、欲が剥き出しになった内容は色んな意味で凄かったw
柄本佑のどこにでもいそう感、ほんとすごいな〜
ほんのちょっと歯車がずれて、こうなってしまうことってきっとあるし、それに気づいてしまったシーンが切なかった。震災とか原発とかを単にダシにしてる感はちょっとあったけど
それにしてもキャスト二人でこんなに情感豊かなのはすごい〜
キネマ旬報
日本映画1位と主演女優賞

柄本佑と瀧内公美の2人しか出てこなくて

2人の会話とSEXだけだが

何故か退屈しなくて

不思議といやらしくないんだな

男と女は
愛してるとかじゃなくて

SEXが合って身体を求め合えるか

「身体の言い分に身を委ねる」

ってことなんだな
>|