せい

記憶屋 あなたを忘れないのせいのネタバレレビュー・内容・結末

記憶屋 あなたを忘れない(2020年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

もうジャケットからアレな気はしてたのよ…。
話は都市伝説の「記憶屋」を主人公が探すところから始まるのだが、ホラーテイストからちょいちょい挟まれるコメディ要素、途中サスペンスぽくなり、最後は感動系になる。
正直どういうスタンスで見ればいいのか全然分からなかった。まずそこで乗れなかったのが一つと、何より「記憶はどんなことがあっても消してはいけない」という主人公や、「記憶屋さんも大変だから許してあげて」という高原も、言ってることが薄っぺらい。怖い思いをしたら記憶を消したいと思うのは自然のことなのにまずそれを理解していないし(それを考えようとするシーンが少ないし)、「許してあげて」というにはあまりに重すぎることを記憶屋はしてるので…。結局主人公も高原も、自分は当事者じゃないから言えることなのよね。自分は誘拐されたことがないし、そういった怖い思いをしたことがないから消していい記憶なんてない、とか言うし、自分は大事な記憶を消されてないから「許してあげて」と言える。当事者じゃないからただ綺麗事言ってるだけにしか見えない。
それに記憶屋が主人公にしたことが重罪すぎてとても許せるとは思えなかった…。だからこそそこを許せるかどうかが問題なのは分かるけどそれにしても…。
そもそも許さなきゃいけないことないと思うし、許すことを美徳とするの私はあまり好きじゃないなあ。
まじでこんなにハマらない作品もなかなかないぞ、ってくらいハマらなかった。
山田くんの顔が綺麗で良かった〜。(最後まで見れたので)
せい

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