フンボルトペンギン12号

AI崩壊のフンボルトペンギン12号のレビュー・感想・評価

AI崩壊(2020年製作の映画)
3.5
可もなく不可もなく

一つのものに依存する社会の脆弱性をテーマにした娯楽派サスペンス。

意外性のない展開、意外性のない黒幕で手堅く作った娯楽映画という印象。

AI社会という、今となっては現実に迫ってきたSFな題材をテーマに持ってきたのは面白かったが、AIは人を幸せにするかという問いは制作者ではなく使用している市民やこの映画の観客にすべきなのではと思う。この事件の後の社会の反応も写してほしかったなとも思った。

最後にAI依存社会の危うさを語らせる人選、間違えているだろ。お前が言うなという話だし。