遮断された中で、情報を操る影で蠢くものが宗教を利用して世界を壊すという寓話的なお話。
キャラクターが属性的であり、極端な言動をとるため仕組みを理解していないとただ不愉快だろうし、アメリカの前政権を意識したであろう人間関係の縮図は非常に公平さに欠けた視線で構成されており、メディアをあやっつって煽動しようとしてるのはむしろあなたですよね。と感じないでもない。そもそもラストがあれならシニカルすぎるし、このバランス観や大局観のなさがまるで頭の良いバカで悲しくもある。
ドラマ的なうまさや着想は評価できると思う。