フェアにアンフェアさんの映画レビュー・感想・評価

フェアにアンフェア

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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

2.5

概ね良かったとおもう。特にこれがってところはない。

サギがカモを襲うのかとかざっくりしたところは気になったし、別にシェフも悪人ではないが、そうしたところは置いといて、対象に向けて真面目ではある。

エッセンシャル・キリング(2010年製作の映画)

2.4

基本的には退屈な映画で、はっきりそれで終わっても悪くないような気がする。

感覚的には原罪とかコラテラルダメージとか隣人愛が描かれてそうな気はするけど、とにかく何も語らず感じさせようという映画なので。
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ポルターガイスト(2015年製作の映画)

2.5

うん、まあそうか。

だったらともうインシディアスでいいような気がする。単純なリメイクって何をするかの設定が難しすぎると思う。

CGのせいで臨場感が減ってるし、表現は基本同じなので、本当にただもう一
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ある用務員(2020年製作の映画)

2.7

何よりやる気と野心が感じられるのが頼もしい。作風全盛り込み作品。

ハードボイルドがあんまり成立してないところが辛いけど、キャラクターの漫画っぽいところは素直に良いと思う。

もっと僕が若ければ心酔し
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.1

だいたい想像通りに進むので安心する反面、少し退屈。

マダム可愛すぎるのと、教室のメンバーが良かった。

最後の新聞を選ぶところが良かった。何ができるかはさほど大切でない。

警官の血(2022年製作の映画)

2.9

面白いんだけど、無難なところに落ち着いているのと、後半のごちゃごちゃをもう少し整理できるような気がする。

特に前半は教科書通りな気がして、飽きもくる。

主人公が意外と強いというところは、良かった。

べネシアフレニア(2021年製作の映画)

2.4

なんかよくわからん。

この監督、向こうでは大物なんだろうと勝手に思っていたけど、こんな低予算スリラーやらされるのか、いや、これは本気なのかとまどう。

主人公がストーリーの奴隷になりすぎていて、いま
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ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

2.9

宗教的な女性排除の風習への風刺としてすごく丁寧。

だけど、なんとなく邪魔しました。ではちょっと主人公にも共感しにくい。その人、その人たちが大切に思っていること。は別に迷惑ではないのなら他人はほっとけ
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死霊の悪夢(1981年製作の映画)

2.5

ストーリーはしっかりしてる気がするけど、説明がとにかく雑で何を言ってるのかわからないところが多い。

投げっぱなしのラストに繋げるのも乱暴すぎると思う。

エログロではなくて多少、上品なゆえに余計にな
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アンノウン・バトル 独ソ・ルジェフ東部戦線(2019年製作の映画)

2.5

ロシアの低予算戦争映画は時々当たるので侮れない。キャラクターの構成とセリフまわしがよくて、かなり楽しめた。

特にビラを拾ってしまった兵士のエピソードは地味ながら秀逸。

ロシアの愛国心高揚系は思うと
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儀式(1971年製作の映画)

3.4

家父長制を前面に出してはいるけど、価値観が喪失して何を軸に生きるか迷う主人公たちと、戦前の価値にどうにか理由をつけて上手く残りたい人たちの静かな戦いみたいなイメージ。

自由にやっていいよと言われても
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

2.4

犯人と犯罪に魅力がないので、必死にやっていてもさほど興味を惹かない。

かと言って他に大きな軸があるわけでなく、対立も挑戦も恋心も弱々しい。

俳優だけはやたら豪華だけど、小日向さんの使い方とか決まり
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殺されたミンジュ(2014年製作の映画)

2.4

溢れるインディーズ感。

内容もなんとなくチープな世直しと厭世的な政治批判。キム・ギドク監督でなければ子供なのか?と罵倒しかねない。

罪と罰にしても考えようとは思わない。

ハウス・オブ・スポイルズ ~魔女の厨房~(2024年製作の映画)

2.4

何をそう頑張ろうと思っているのか知らないが、とりあえず伝わってこないので何も思えない。

飽食に過ぎて、形式ばった自然料理に返ってきて、田舎でわけわからん皿に乗ったよくわからん野菜を食ってるやつは馬鹿
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底なし…(2023年製作の映画)

2.0

ワンシチュエーションの中ではいろいろやってるし、会話もちゃんと機能しててつまらない以外の欠点はなかったと思う。

なんの蛇だか知らないけど、すごく動き方の描写が丁寧で、こだわりを感じる。

もしかした
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.0

愛こそが生きる全て。

戦争は障害になっても簡単に否定しない。監督の生きてきた道を思わせる。

大真面目に愛を伝えるための物語がこうなる人こそ映画監督だと思う。映画があってよかった。

動物のために3
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スペースボール(1987年製作の映画)

2.4

メルブルックスらしいけど、ちょっと子供向けすぎるかも。素直に面白いところは少なかった。

基本的に出オチが重視されていて、物語としてのパロディは少なめ。

事故物件 歪んだ家(2022年製作の映画)

2.4

評価ほど悪くないというか、この世にもっと下は山ほどあるので。

ネタ明かしの映像表現が下手で、せっかくのネタがあまり効果的になっていないのが残念。

恐怖のところで遠慮があって、人の闇を描けず、半端な
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アニマル大戦争(1977年製作の映画)

2.9

とりあえずあいつはもうちょい安全そうな車を探してくれよ。なんであんなんに乗ろうとすんねん。

ジョーズでモンスターパニックに興味が湧いて、えっクマがあるやん。って見てみたら面白くないという、あの『グリ
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

2.9

女性の胸が出ると基本R15、タバコを吸うシーンがあれば注意書き。なのに不倫には何もないのはなぜ?悪影響ないの?

ご主人がひたすら可哀想な話。何も悪いことしてないのに。ただ強い人であったことは物語の救
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1944 サイパン攻防戦80年目の真実(2022年製作の映画)

2.4

中国系のアクションかと思ったら、タイ?タイってこんなんだっけ、タイマンを重視するのはぽいけど、それも含めて中華系のアクションのクセみたいなのを強く感じる。

真実と言いながら全然調べておらず。リアリテ
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牛泥棒(1943年製作の映画)

3.5

面白かった。

40年代初頭にこのシチュエーションで魅せる映画、脚本のシンプルさと重厚さキャラクターの書き分け。集団心理の描き方もうまい。

映像も大量の馬を使った移動シーンも良いし、酒場での余韻の虚
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サベージ・クリーチャーズ(2020年製作の映画)

2.4

低予算なのに宇宙人も殺人鬼も吸血鬼も出してやるぜみたいな、悪ふざけ映画は多いが、これは低クオリティながらもちゃんとしてた。宇宙人の断末魔は、聞かなかったことにする。

フェミニストに悪口言って見たりす
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.3

演技が凄まじいし監督の要求は過酷だし、エネルギーがすごくて怖かった。

どんなに困窮しても誰も騙さないし、物も取らない彼らの善性にストーリーは何も与えない。僕が今日本のどこかで困っている人に何もしない
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

2.9

3回目

人が生きることの素晴らしさを、言葉と体験の両面から描いているみたいな。

良いことを卓越したセンスで描いているけど、面白いとは感じない。

ウォーク・トゥ・リメンバー(2002年製作の映画)

2.8

よくもまあここまでというくらい、ベッタベタな筋書きで王道ってやっぱり強いなと思う。

ヒロインがこれまでの映画になかったタイプで、どちらかといえば日本的に見えて見やすかった。

アリゲーター2(1990年製作の映画)

2.5

おおむね悪くないんだけど、特にいいところもない。

強いて言えば歩くアリゲーターの横からのシーンくらいで、モンスターのサイズ感とか躍動感が足りない。

キャラクターも弱くてとりあえず作った感がある。

ハント・ロワイヤル(2022年製作の映画)

2.0

ミッキーロークを起用できる金があるのはなぜだろう。

前までなら、レイプと残虐描写を見せるタイプの悪趣味な映画が、低知能なまま意識だけ高くなった作品。

せめてアクションなり狩のルールやシステムなり、
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怒りの山河(1976年製作の映画)

2.5

全員が目先のことしか考えていない脚本とどっちにしろ捕まりそうな行動を取る映画。

せめてラストの爆発さえスカッとするならいいんだけど、警官もそれでいいんかという感じでなんかモヤモヤ。

最初の5分くら
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ジャイアント・スパイダーズ 巨大クモ群団の襲撃(2021年製作の映画)

2.0

中華モンスター映画の中ではまだ監督にヴィジョンがあるというだけ、幾分かマシ。特にアングルの切り替えにこだわりを感じる。やりすぎなのは言わない。

中華パニックはとにかく薄い。不思議とイベントの多さの割
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

2.9

時代を考えればすごいんだけど。

中盤までのサスペンスはともかく後半のアクションはなんだかだるい。主人公も二人とも好きになれないし。

政争よりもシンプルな差別が多いのもドキドキする。

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

2.9

ジョナサン・プライスの演技が極まっている。英国系の本格派らしくて良かった。

本当の意味で伝わるとはどういうことか、みたいな映画だと思う。監督が何かを残して、それにまた監督が感化される。

元はセルバ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

真実はどこにあるのかという話。

裁判は最初は科学的な証拠に基づき、その次に状況証拠、そして最後に容疑者の人間性。

事実からどんどん遠のいて、誰かから観た誰かの話になって行く。そうなれば、法は意味を
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スピーシーズ4 新種覚醒(2007年製作の映画)

2.4

シリーズ4作目にして、こんなに弱かったっけ?っていうくらい弱いモンスター。というか教授が強すぎるのか?

生命倫理とか深いテーマを持ちつつ、行動原理が意味不明なキャラクターたちが台無しにして行くストー
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デイ・アフター・トゥモロー(2004年製作の映画)

2.8

この年代の大作映画ほぼ観ているので、観た気になっていたけど、全然ストーリー覚えていないと思っていたら、シンプル観てない作品。

今なら3時間になりそうな内容がコンパクトになっていて見やすいし、派手なシ
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フローズン・ビロウ(2015年製作の映画)

1.5

ただでさえ景気の悪い話なのに、セリフもなくて余計に辛気臭い。

つまらないとか以前に監督はどんな状況の人がこの映画を見てどんな気持ちになって欲しいと思ったのか知りたいと思う。

時間経過が肝なのに時系
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