わだげんた

NUMBER37 ナンバー37のわだげんたのレビュー・感想・評価

NUMBER37 ナンバー37(2018年製作の映画)
3.0
特集上映『未体験ゾーンの映画たち2019たち』の1本。ヒューマントラストシネマ渋谷にて観賞。

『未体験ゾーンの映画たち』は毎年気になってはいたものの、なかなか劇場へは足を運べず。映画祭が終った後にWOWOWなんかで放送される作品をちょいちょい観てましたが、当たりはずれが大きいんですよね。けれど、気になる作品があったので劇場へ。

お! っと思うものもあれば、なんじゃこりゃと思うものもあるのがこの映画祭ですが…。

今作はあまり馴染みのない南アフリカの作品。なにかの映画祭で最優秀監督賞を受賞した作品みたいですが果たして…。

悪い道を生きてきたランダム。大金欲しさに麻薬取引に手を出してまんまと失敗。友人を失った上に、自らも車椅子生活に…。
ランダムには借金があるが、障害を抱えてしまったせいで仕事も見つからず。彼の心のよりどころは恋人のパムだけ。けれどどん底の状況に喧嘩ばかり。

そんなある日。パムから双眼鏡をプレゼントされたランダム。車椅子生活で外に出られないランダムは窓から外を覗くことに夢中になる。

しばらくその生活を続けていると、偶然殺しの現場を目撃してしまうランダム。殺されたのは警察官、殺したのは…街を支配するギャングのボス、ロイヤー。

ランダムは、それをネタにロイヤーを脅して大金をせしめようとするのだが…。

ってお話。

ギャング版裏窓的な展開が面白く観られますが、そこまで新しいという感じではなく。ただ何語なのかわからないんですが、聴きなれない言葉がなにかただならぬ雰囲気を出すのに成功していると思います。

ラストはちょっとお間抜けというか、シビアなシーンであるけれども、笑ってしまうような展開。

しかし、人間よくかくとろくなことがないですね、ってしみじみ思いました(笑)
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