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ホワイト・スペースのTaKKaMのレビュー・感想・評価

ホワイト・スペース(2018年製作の映画)
2.0
冒頭から宇宙空間で怪物との戦闘シーン。ちょっと集中していなかったのか説明が流れたのが気がつかず何で戦っていたのか理解できていませんでした。てっきりホワイトスペースというフロンティアに向かっているのだと思って勝手に見てました(後ほど映画解説で真意を知り、もう少し世界観の説明が映像として欲しい。)
その世界観に、作中の主人公の生い立ちが加わってくるのですがやはり冒頭のシーンが時間的に短いわけではなく、私が設定の世界観を理解する前に出来事が起きて、その十数年後、たしか20年後に飛ぶのですが、もう少し尺を割いて主人公との関係を理解できるコマ割りになっていればよかったと思いました。視聴後30分くらいすると親子だったのが分かるので、逆にいうとそれまで分かっていないということは感情移入も無いということになります。

主人公の弟との関係も、もう少し脚本で盛り上げられなかったのか。あっけなく退場しましたし。宇宙船内でモンスターとの戦いのさなか仲間割れするし、一人は寄生虫に体を乗っ取られて仲間を襲いはじめるし、確かにSFスリラーと分類されていますが、詰め込んだ感が否めませんでした。それらがうまく相乗効果を発揮すればよかったのですがなかなかそうはうまくいっていなかったような感じでした。
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