王国（あるいはその家について）のみさみさかのレビュー・感想・評価

どの王国にいても、彼の王国への忠誠が陰る。その陰に家が根を張る。その強固さにも同じような時間の密度がある。

感想として正しいのかは分からないが、小林賢太郎が東京五輪の閉会式を解任されたことと、たりないふたりが解散ライブをやる際に、二人とも結婚したことを受けてファン(を名乗る人)が「裏切られた」と言っていたことを思い出した。
彼女が言うように、彼女があの時ほんとうは何を考えていたか全く分からなかった。一つの王国に留まり続けることなど無理だろう、と鑑賞者でしかない俺の冷静な頭は思う。