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ブラック・ミラー: バンダースナッチのenのレビュー・感想・評価

4.8
時は1984年、かねてから温めていたある小説のゲーム開発に携わることになったステファンは、次第に現実からなにもかも疑い出すことになる話

物語の進行に関わるステファンの行動を鑑賞者が選択(2択)できる新感覚のブラック・ミラー待望の新作
ブラック・ミラーといえば、遠いようで近い未来が舞台となり、ハイテクな機器に翻弄される人間模様が魅力的なストーリー
しかし、本作は時代も1984年と明確にされていたり、特段ハイテクな機器が登場するわけでもない。
今、Netflixで本作を観ているその瞬間こそが、ブラック・ミラーなのだから...

当方、ブラック・ミラーに参加できている喜びと、より後味の悪さを望んだからか、あえて思惑に反する方を選びました。
そして一旦結末を知ってから、こう選んでたら、どうなった?って気になる痒いところに手が届くように展開をもう一度選べるようになっていたことが良かった。
結末を網羅的に知るために、選択肢をつぶすように選んだ結果、全て「BAD END」な結末でした。
意図と反した選択肢を選び続けると、割と力技で進行させられるところもあったかな。
ストーリーの進行を選択することができる斬新さは良いけど、ブラック・ミラーの話として期待を超えて欲しさがあった。

自ら、クレジットを選ばない限り、この話に終わりがないところがテーマに刺さり最高、そしてステファン君お疲れ様でしたって気分になります。

2019/01/02 追記
鑑賞後に、別の選択を選ぶことで、用意されている展開を知ることができる仕様になっているのかもしれません。
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