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リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様のRENのレビュー・感想・評価

4.0
物語は全国大会決勝のリョーマvs幸村から始まる。開始15秒でダンスが突然始まるが、これはまだ序の口だ。ここから1時間半に渡る異常な映像を体験することになる。
テニミュがそのままアニメになっただけの演出。所詮平常運行に過ぎない。何も驚く事は無い。そう言い聞かせていたが、あのはっちゃけミュージカルがアニメになるということは実写では表現出来ない無我の境地が待ち構えているということだ。何が起こってもツッコむなと言う方が無理な注文だ。
それでも何とかギリギリを保っていたが、クライマックスで全ての理解が吹き飛んだ。波動球を食らったかの様な衝撃がレーザービームの如く脳に突き刺さる。光り輝く許斐剛に理解が追いつかなくなった。テネットを超える難解さ。五感を奪う映画。
本編後には超胸アツな特別映像が流れ、その美技に酔いしれるだろう。しかしあんなものを観せられた後に流されても感動が薄まるのである。
テニプリとしては大正解だが人類には早すぎた。んんーっ絶頂!
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