RENさんの映画レビュー・感想・評価

REN

REN

映画(71)
ドラマ(0)

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

ワンカット、つまりカメラを切らずに長回しで撮り続けるということ。目まぐるしく変化する場面にワンカットであることを忘れ、映像に没入する。
野原、塹壕、基地、森、と移りゆくロケーションは観客を「この後は何
>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.7

7000回転の世界へようこそ!
ジリジリとやってくる緊張感は、スピードを追い求めるケンと同じ興奮を与える。あと10m、5m、1mとフェラーリ車を追い詰めるフォード車は手に汗握り魅入ってしまう。
勝利を
>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

3.6

魚は頭から腐るという言葉がある。トップの行動によって多くの社員が「この会社は異常だ」と言うのは働く側にとっての苦しみだろう。
エレベーターで3人のアナウンサーが乗り合わせるシーンはそんな閉鎖的で先の見
>>続きを読む

コマンドー(1985年製作の映画)

4.2

観るプロテイン。膨らむ胸筋、震える上腕二頭筋、この映画には男の夢と希望が詰まっている。
アメリカではヒットしなかったのも頷ける粗さはあるものの、それを帳消しにするシュワの肉体美は最早映画と言うよりイメ
>>続きを読む

聖☆おにいさん(2018年製作の映画)

2.8

緩く進むストーリーと世界観の再現は、ヨシヒコの福田雄一監督だからこそ出来るもの。
しかし佐藤二郎の登場で「聖おにいさん」という世界観がぶち壊され、ただの「いつもの福田作品」に成り下がる。
シャザム!や
>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.3

お涙頂戴感動実話譚ではないリアルなものを見せてくれるのは運び屋のイーストウッド監督だからこそ。
ネタ欲しさに嗅ぎ回るメディアの報道は胸糞悪い。話題性を求める余り誇大化され自体が悪化するのは、今も昔も日
>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.0

キャラデザは見ての通り至ってシンプルだが、3人の演奏する場面に引き込まれた。
自分にとっての音楽を自由に奏でる。そこに心を掴まれる人もいれば、シークエンスのない退屈なものと思う人もいるだろう。しかし、
>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

2.1

極上の苦しみを、あなたに。
映像の魔術師トム・フーパーが贈る黒魔術。人の動き+猫の動き+バレエの組み合わせで生まれたダークマター。バレエで動く猫の五指に恐怖を覚え、四つん這いで駆け回ったり、床を叩いて
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

2度観ると更に面白い。
初回で笑っていたものが笑えなくなってしまうというブラックなコメディ部分が怖い。
内職で食いつなぎ、散らかった部屋でWiFi乞食をする家族。対して広い庭でパーティをする地下鉄には
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

序盤のこれでもかというナチスいじりに笑った。
タイカ監督演じるヒトラーがとてもユーモラスで、ナチ大好き少年の心をよく表している。ジョジョとヒトラーの口論は、彼なりの良心と戦争への義務感がぶつかる特徴的
>>続きを読む

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

2.4

家族がテーマという面ではブライトバーンに似ていると思う。方や悪の道に走った少年。方や呪われ殺人を始める少女。愛していた子に対する両親の葛藤と決断。
しかし、この作品はホラーという観点では決定打に欠ける
>>続きを読む

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

2.6

うるさかった。
とにかく余計なものが多く感じた。ヒロインにそこまで必要性を感じさせず、単に彼女の決めゼリフを使わせたいが為だけに出てきたようなもの。遠藤や利根川も一言二言カイジを動機づけるためだけに出
>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.4

コミックを読んでるかのような歯切れの良い掛け合い。正義の為にチキンを揚げることになった刑事の「こんな筈じゃなかった」な物語。
ゲラゲラ笑えるギャグにも関わらず、しっかりとした造りのアクションでもあり、
>>続きを読む

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

2.7

ドラクエで地獄を見せてくれた山崎貴最新作!
カリオストロのオマージュがあったりと演出に工夫を凝らしていた。
だがCGアニメでルパンを動かすのは少し違和感。手描きだったからこそ、アニメの“崩し”という表
>>続きを読む

パワーレンジャー(2017年製作の映画)

1.7

ケツから言って面白くない。
特撮戦隊モノを観に行く人は変身して戦うのを求めているはず。なのに“本編”までがとにかく長い。三谷幸喜ですかってくらい長い。いや、三谷幸喜よりも長い。
既視感あるって思ったら
>>続きを読む

ゴーストマスター(2018年製作の映画)

3.4

全シーン全カット命がけというキャッチコピーの通り、熱意と勢いのある“ツギハギ”なホラーアクション。
特撮、SF、詠春拳、あずきバー、使いたいもの、使えるもの、意識したい物は全部ぶっ込む制作側の映画「愛
>>続きを読む

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

4.2

イケメンは罪。
連続殺人の容疑者として逮捕起訴されたテッド。ザック・エフロンの人を魅了する演技が素晴らしかった。
逆ハニトラで女性を虜にするテッド。刑務所で髭が伸びて髪が乱れても目が非常に存在感を持っ
>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.5

フランス公式の同人誌、JC版と天地ほど差を付けた傑作。
コスチュームからノリまで完璧に原作に寄せ、誰もが納得するクオリティに仕上げた。
今作のキーとなる香水の発想も最高で、女たらしのリョウにちょっとし
>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.7

あのホテルが姿を現した時は寒気がした。双子は勿論バスルームの老婆達も登場。シャイニングのリプライズも多く観てて楽しい。
前作と大きく違うのは、全編ホテルの出来事を描いていたが、今作は要するに超能力バト
>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

2.8

ホラー映画シリーズの金字塔ではあるが、コミカルさで恐怖を紛らわせるスタイル。
確かに怖いは怖いが、少し迷走してるのではと思った。
ペニーワイズとはあまり関係の無い第三勢力、ペラペラと喋って漫才っぽくな
>>続きを読む

シティーハンター(1993年製作の映画)

4.1

集英社の黒歴史、カプコンに謝れ、どうして許可した北条司。
漫画のギャグパートを実際にやるとこんなにもマヌケになるとは。辛うじて出てきた赤い車と北条イラストが「実はシティーハンターなんだよな」という気持
>>続きを読む

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.0

これはヒーローでもダークヒーローでもない、ホラーヒーローだ。
悪に染まったブランダン。しかし彼はまだ思春期の少年でもある。それ故の“未熟さ”を感じさせた。人を襲うプロセスや、感情に任せて行動する部分に
>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

2.9

二番煎じ?ただ作りたかっただけ?それでいいじゃん。
年老いたリンダとシュワが戦い、アイルビーバックと言う。それで十分ではないか。
T2が神作と知っているのに何を求める。悪い言い方すると傑作の影を追って
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.7

クッッソつまんねえゾンビ映画じゃねえか!と思ってたら実は仕組まれた罠だった!
全てが複線、キャッチコピーの通り“この映画は二度始まる”とは言ったもので、1つ1つが発見。二度三度繰り返し観る程楽しめる。

ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.4

イギリスゾンビ映画は
・走らない
・露骨な恐怖はないがまあまあグロい
・経済の破綻
・壮大ではない世界観
・コメディ
・車
といった所だが、この映画は見事にマッチしている。鈍重な動きだからこそ老人も活
>>続きを読む

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.1

エモい恋がしたい!って時にはコレ。
ゾンビだって人を好きになる。なのに想いを伝えられないジレンマと、人とゾンビは一緒にいられない障壁。
2人の感情がとてもしんどい。
ロミオとジュリエットのような、ゾン
>>続きを読む

高慢と偏見とゾンビ(2015年製作の映画)

3.6

シンデレラで美しい姫を演じたリリー・ジェームズがまさかのゾンビキラーに。
煌びやかな中世の空間に現れるはゾンビ。貴族の慎ましさなんかよりも大胆さを感じる。無茶苦茶な設定なのに何故かクセになるゾンビ映画
>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.7

英製ゾンビ映画の決定版。情けない役柄でお馴染みになってしまったサイモン・ペグが知恵と根性で大暴れ!
イギリスゾンビ映画あるあるの経済の破綻。そこに一般庶民のリアルが浮き上がってくる。命がかかってるのに
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

ゾンビの動きは鈍重、そういうものと考えているためこの作品は邪道と思ってた。
しかしよく作品を見返してみると劇中のセリフに“ゾンビ”はない。つまり厳密にはゾンビ映画ではないのである。
見方を変えれば自身
>>続きを読む

永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.2

芸術家ゴッホの生い立ちを記しているということもあってストーリーはなかなかの鬱展開。
しかし特筆すべきはその映像の美しさだ。いわゆるインスタ映えとは違った温かみのある色彩は見惚れる。
聞いてるか蜷川実花
>>続きを読む

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.3

昔どこかで聞いたのは、「IQが10離れてると互いの会話が通じない」ということ。
方や飲んだくれのドクズ、方や意識高い系侵略者。酒の入ったアホはそこらのクレーマーの比じゃないくらいに理屈が通らない。
>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.8

ビートルズの名曲は勿論、脚本もとても良かった。
ミュージカル調の作品と思いきや、ラブストーリーであり、コメディでもあった。

冒頭からエンドロールまで余すことなく最高。

主人公とヒロインのもどかしい
>>続きを読む

ロボット2.0(2018年製作の映画)

4.0

インドが生んだウルトロンが帰ってきた!

破茶滅茶に磨きがかかり、大型も小型もお構いなし。マイケル・ベイも裸足で逃げ出すであろうトランスフォームに圧倒。

歌と踊りは少なくなったが、アクションとVFX
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

学校では国語を、現代文を学んで下さい。この作品の凄さは並の語彙や読解では表現出来ない。形容し難く圧倒された。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.8

殺しを突き詰めすぎたシュールギャグ。日本人(笑)のセリフや寿司屋のシーンは観客を大いに沸かせた。
1作目と2作目で、人の命は履いて捨てるかのようにサクサクとキルしていたが、今作は1人1人を丁寧に仕留め
>>続きを読む

>|