RENさんの映画レビュー・感想・評価

REN

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すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.7

意外や意外。サントラはマイケル・ジアッチーノが担当。どこか哀愁漂う穏やかな曲は作品の世界観とマッチしている。
DV家族に侵された孫と義娘を奪還する老夫婦の物語。異常で暴力的な彼らを前にし、老夫婦は苦戦
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とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー(2021年製作の映画)

4.7

内容としてはテレビ放送と全く同じ。ただ垂れ流してるだけだが、それをわざわざ映画館で金払ってまで観れたことに価値がある。
大きなスクリーンで所狭しと駆け回るモルカー達。可愛いとハートフルの過剰摂取で涙ぐ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.5

圧倒的!開始5秒でUの世界観を叩きつけられる。スピーカーを背負った鯨に乗り、花を散りばめたドレスを纏って歌うベルの姿に引き込まれる。煌びやかなビジュアルとカリスマ性は色は違えどさながらナウシカの様だ。>>続きを読む

100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

2.8

率直に言ってなかなか良い。
ワニと過ごした前半とワニを失った後半。言い換えれば何気ない日常の前半とそれが過ぎ去ってしまった後半。とりとめのない日々の尊さは喪失によって気付かされるもの。
日常というもの
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ハニーレモンソーダ(2021年製作の映画)

3.0

少女漫画特有の歯の浮く演出は好みの問題なのでなかなか慣れないが、それ以上に「上手いな」と思わせてくれる作品。
変化を決意した石森の服装や姿勢(猫背)は目に見える移り変わりを感じさせたし、悟にスイカを食
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.0

最後に観た作品は戦慄の楽譜。ここ数年はド派手なアクション映画と化していると聞いてはいたが、しっかりサスペンスしていて安心。
しかし赤井家やFBIを取り巻く関係性は、予習しておかないと話に入り込みにくい
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.8

ヒーローの戦う動機って大抵守る為か勝つ為かの2択。だが主人公ナターシャは過去と向き合い“贖罪の為”に戦う訳だ。
MCUの利点はスペクタクルファンタジーからクライムファイトまで幅広い作品を展開する所。今
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.8

ゴジラKoMでは1部で「怪獣ばかりでストーリーが薄い」などと批判されていた。そして今作、前作の反省を活かすことなく相変わらずの映画を作り上げてきた!それでいいんだよお前らは!最高だぜ!
愛し合う(殴り
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

4.3

これが本当に序章なのか?そう思わせる程の濃密なストーリー。なのに原作未プレイでもハイになれる見応えのあるアクション。
浅野忠信が言っていた通り頭をカラッポにしても楽しめる、というのは嘘ではなかった。悪
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街の上で(2019年製作の映画)

4.8

下北沢を舞台に繰り広げられる日常。
舞台を1つの街だけに絞ることで世界観は閉鎖的になる。しかし、この閉鎖的と言うものは決してネガティブな意味合いでは無い。
地理的な縛りを課すことは即ち登場人物の行動に
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.6

“クリエイターが作品を作る過程”の作品って地味になりがちな偏見。だが、この作品にそんな場面は一切無い!
夢を追う彼らだからこその、熱い情熱が留まることなく波の様に押し寄せる。ジーンの撮った映像の場面が
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

3.6

懐古、それ自体は凄く美しいもの。思い出補正がかかっても、それは自身にとっての淡く輝かしい経験である。しかし過去に囚われる余り、時に脆さに直面してしまう。
自分の思い出を“追体験”出来るサービス。セット
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呪怨(1999年製作の映画)

3.6

本来なら小中理論に倣ってチラリズムを重視した“恐怖への予兆”を見せてくれる。しかし清水監督は全く逆を行っていると言える。つまりJホラーにしては割と直接的。
よく考えてみれば伽椰子も俊雄も白塗りのビジュ
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.3

「DCは暗い」とデッドプールにディスられていたが、その流れに待ったをかけた。シリアス、盛り上がりに欠ける、ショボイと言われ続けたDCがジェームズ・ワンの力によってラリってしまった!
海中、なのにスター
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発狂する唇(1999年製作の映画)

2.3

リングの脚本家が贈る奇妙な物語。Jホラーのエッセンスをベースに繰り広げられ、謎が謎を呼ぶ。
そもそもJホラーの恐ろしさは“さりげなさ”による恐怖への予感、と捉えている。その点に関して視聴してみれば、成
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.2

彼らは紳士、何事もクールにこなす。しかし!ここぞという時彼らはワルになるッ!
麻薬王の引退を巡った後継争い。各勢力の思惑が入り交じる様は血みどろでド派手な殺し合いに…と思いきやまさかの群像劇!
練られ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.7

ミュージカル映画が苦手な人は一定数存在する。「急に歌い始める展開に抵抗がある」という意見は確かに的を射ていると思う。
しかし考えてみて欲しい。普段音楽を聴いている時に鼻歌を歌う経験は誰にでもある筈だ。
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

音楽に合わせて展開されるストーリー。つまりこの作品はミュージカル映画と言える。
どのような状況下にあっても音楽の存在は一時的に幸福を与える。それは我々も同じではないだろうか。
辛い現実も困難も、全て音
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.1

サントラについて自分の解釈と考察を。

冒頭、粗筋で流れていた曲は「主よ人の望みの喜びよ」
この曲は賛美歌とされている。当然歌詞も存在するが、ざっくり言うと「神の傍にいつまでも居続けたい、神の傍から離
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ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

4.0

「次の対戦相手、信長ってマジ?」というふざけたコピーに呆れ、蒼の性格を変更させたことに憤慨(蒼は精神的に弱い部分があるだけで、斜に構えて本気とか分からんなんてこと言わない)した。にもかかわらず!素晴ら>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.6

ネット弁慶に与えられた理不尽な制裁!ダニエル・ラドグリフに早いバリアフリー化を望む。
目まぐるしく変わるカメラワークは、息つく間もないアクションのスピード感に拍車を掛け、我々観客もゲームの“視聴者”で
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

我々が意に介さず口にし、そうであると振る舞う“普通”というもの。これは、そんな“普通”に馴染めないおかしな2人の物語。
“普通”に縛られるのが嫌な少女と“普通”になりたい青年。自分はどこかに逸脱した部
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オーマイゴッド 〜神への訴状〜(2012年製作の映画)

4.3

君はインド版リーガル・ハイを知ってるか?
無神論者の傍若無人な宗教観には誰もが苛立つだろう。しかし、特定の宗教を持たないということは即ち全ての物事をフラットに捉えることが出来る、ということなのである。
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

2.0

常識に囚われ続けてきたことに疑問を持ち、現状を打破する勇気を持った少年への賛歌!と言えば聞こえはいいが、オンラインサロン云々でやらかした例の青年を思うとテーマそのものが胡散臭く感じてしまうという摩訶不>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.7

テレビ版の内容に沿っていくのならば、シンジが覚醒する辺りまでやるのだろうか。そんな予想と共に鑑賞。結果から言えば予測は間違ってはいなかった。しかしこんな筈じゃなかった。
3号機の搭乗試験に乗ったのはト
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

テレビ版のリブート版ともいえるシリーズ1作目。見応えのあるアクションと進化した演出は観てて気持ちのいいものとなっていた。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.0

ざっくり言えばダイジェスト版のDeathは、4人のチルドレンが1人ずつ集まっていく様と共に紡がれる。ようやくカノンの演奏が始まったかと思えば、美しい旋律はトウジのグーパンで中断。あぁ、いい所なのにトウ>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.4

東京国際映画祭にて。
新幹線の無い続編は面白くなるの?そんな懸念を吹き飛ばした!
前作の溢れ出るゾンビ演出は勿論、ワイスピとマッドマックスのエッセンスを加えた脳汁ドバドバ作品。部隊の野郎どもはV8のよ
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.1

大ブームとなった鬼滅の刃であるが、「鬼滅だから」と一言で片付けるのは軽率。
ufotableならではの綺麗な映像をIMAXで。ただでさえ数少ない国産IMAXがこうして制作されたことは非常に意義のあるこ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

順行と逆行の相互関係は言わば「正と負の掛け算」ではないか。符号が同じなら積はプラスになり、違ければマイナスになる。
劇中の出来事をピックアップしてみよう。車が燃えた時に名もなき男は低体温症になった。正
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.6

ホラー映画のレジェンドがコメディに転身!光るセンスでコメディ映画監督としての産声を上げた。
コメディと言えど元々はホラー映画の中田秀夫。かつての得意分野を作品に織り込み、アクセントのある笑いが醸し出さ
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星の子(2020年製作の映画)

3.5

天才子役と言われた芦田愛菜の素晴らしい演技。彼女はもう子役ではなく、優れた女優の1人として強い存在感を放っていた。
一般的に映画は主人公が子役だとしても主演は大人、というのがセオリーではあるが。しかし
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.9

映画への没入は映像のみに非ず。
映画音楽好きの自分に新たな知見。それは音楽でなく“音響”だ。
ジュラシック・パークでTレックスが吼えた時の衝撃、トップガンのジェット機の轟音。スターウォーズの独特なブラ
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劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ!~映画になってちょーだいします~(2020年製作の映画)

5.0

三池崇史と言えば漫画の実写映画でヤケドしたり、ヤクザ映画でガンギマリになったり…といった印象の強い監督。そんな彼が“皆が笑顔になるような”女児向けヒーロー作品を撮った。
テレビシリーズは当然観てないが
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.9

タップダンスに魅入った青年の青春物語であり、彼のダンスに心酔していく過程はとても楽しげだ。各登場人物の人種や境遇から、それぞれがメンバーとして、ダンサーとして成長する様は心温まる。
矢口監督のスウィン
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