アスのSinamonのレビュー・感想・評価

自分たちと瓜二つの姿をした不気味な集団が目の前に現れ自分たちとそっくりの謎の存在と対峙する一家の恐怖を描いたサスペンススリラー映画です。

凄く面白かった「ゲット・アウト」のジョーダン・ピール監督が手掛けたと言う事で期待値高めで観たのですが、こちらの「アス」も凄く面白かったです👏

不気味な展開の連続でとても練られた脚本で素晴らしいと思いました。
社会問題が色濃く描かれていてアメリカの貧富の格差を映画を通して上手く表現されていました。

自分と瓜二つの存在が「表と裏」「光と影」が見事に表現されていて伏線が色んなところに散りばめられているので集中して観ました。
ドッペルゲンガーを扱っているところも面白かったです。

映画の中で意味深なアイテムが沢山出てきて、ウサギ、エレミヤ書等の中に「ハサミ」が出てくるのですが、調べたら２つの刃が一つに、左右対称である「ハサミ」を使ったと知り、この映画の中に必要なアイテムだったんだと思えて、色々なメッセージが込められている映画なんだと思いました。

伏線回収も見事だしラストのどんでん返しにもビックリ😲

一人二役を演じた俳優さん達の演技が素晴らしく子役のお二人の演技も見事で拍手👏を贈りたくなりました。