たんぼまん

アスのたんぼまんのレビュー・感想・評価

アス(2019年製作の映画)
3.0
前作のゲットアウトにしても、途中までは硬派なサスペンスホラーに作られていたのに、唐突にファンタジー要素(都合の良い催眠術、脳移植)が挿入されて大いに失望したものだが、今作はそれを上回るいい加減さ。

地下に通路がたくさんあって、クローンがたくさんいて、管理する人もいないのに生活できていて、なぜか普通に地上と繋がっていて、地上の人間と同じ動きをしていて、魂が繋がってるからとか言ってオリジナルの前にみんな現れて、喋れないくせにボートは運転できて、、、クローンたちのビジュアルといい、キャラクターといい、馬鹿が考えた幼稚なファンタジー映画。児童文学、と言ったら児童文学に失礼かもしれない。とにかく幼稚で稚拙。

オチも、瓜二つの人間が登場、という点から予想できる陳腐なもの。予想できない人の方が少ないのでは。

鏡といいウサギといい黒いアリスでも撮りたかったんでしょうか?

とにかくガバガバで見ていてイライラが止まらない。imdbは6点台で納得だが、批評家たちによる高評価が1番の謎。黒人の映画監督だから下駄を履かせてもらってるんでしょうか?