ワンピース映画の中で最もリピート鑑賞している映画を再度鑑賞。
海賊王ロジャー海賊団に属し、鬼の跡目と恐れられたダグラス・バレットの映画スケールに相応しいキャラクター性とそれによって可能となった敵味方が結束するオールスターバトル。
物語を最低限に納め、バレットとの戦いで埋め尽くす大盤振る舞いだけでなく、長時間の戦いを飽きさせずに見せるシチュエーション変化、バトルロワイヤルから結束、そして一騎打ちという展開力は何度見ても楽しめる。
なにより面白いのがこの物語が語る複数の要素が最終的に主人公ルフィのキャラクター演出に通じていること。
バレットが見る「それ」はルフィの主人公性をまた確固たるものとし、原作を揺るがす宝のルフィの扱いがそのはちゃめちゃなキャラクター性と彼の持つ冒険の考えを表す。非常に練られたプロットかと。
そして、もう過剰すぎるファンサービス。
物語上必要ない、ましてやある演出のためだけに逆算されたキャラクターまで出してしまうという強引なサービスが最後にあるが、今みてもそれに鳥肌が立つ。
また見るでしょうー