このレビューはネタバレを含みます
目からハイドロポンプ通り越してハイドロカノン。
原作(って言うのか?)観てたからストーリーとか知ってるんだけどそれでもダメだった……めっちゃ泣いた…………。
全シーンに感情移入してしまって切なかった……。
あらゆる演出が151匹世代に刺さりまくり。個人的には一番最初の野良トレーナーが嬉しかったかな~、懐かしい気持ちになった……。
やっぱり見どころはラストの、コピーと本物が傷つけ合うシーンだと思う。自分の存在意義を賭けてお互いを傷つけるなんて惨めだよ……。でもそれがミュウツーの悲しみや憎しみそのものと直結してると思うと……。フジ老人……あんたは罪深いよ…………。
ピカチュウが「どうしちゃったの?」みたいな感じで石化したサトシに必死に呼びかけるシーンも辛かった。1998年と同じ辛さ。大谷育江は天才。「サトシー!!」って最初から鳴くんじゃなくて、「ねぇどうしたの?サトシ?」「ねぇねぇ」「ねぇ……」「サトシ……起きてよ……」みたいに推移していく切ない鳴き声が本当に涙を誘う。何を言ってるか分からないと思うが、実際に映画を観て確かめてくれ。
ニャース~!!!君の「この爪痛いだろうニャア……」にも泣かされたよ!アニメじゃないからこその爪の質感とか表情の動きとかが活かされててすごいと思った……。
ロコン!キュウコン!ラフレシア!シャワーズ!ミュウ!ピジョット!ニャース!ピカチュウ!ジュゴン!マダツボミ!ナゾノクサ!ギャロップ!プクリン!
みんな好きなんだけど、特に私がかわいいと思った子達。ロコン飼いたくなった。
3Dモデルが全ポケモン完璧すぎてそれだけで観る価値あった。本当に天才。ギャラドスの鱗とかすごいよ?生きてると思った。いや生きてた。
5分でモデリングできるとか言った奴は是非出てきてほしい、制作陣はモデリングしてるんじゃない。命を吹き込んでるんだよ。
素晴らしい映画。
まさに不朽の名作。
「えぇ?でもリメイクでしょ?」と思ってる人にも観てほしい。
後悔はしないと思う。