評価2というのは、通常であれば途中で観るのをやめているというもの。
今回はキュンキュンに満員の劇場だったし、勉学のために観るべしという気持ちですべて観ました。
ちなみに、見終わった後は数人の大学生らしき男の子たちが楽しそうに映画の話をしていたし、劇中後半のお涙シーンでは、子供が嗚咽しながら泣いてました。
自分の見方がおかしいのかも。
「わたしはなぜここにいるのか」というミュウツーの自問。めちゃくちゃ深い問いかけだし、人工的に作られた最強生物がどのような解を出すのかすごくたのしみにしていました。
ところがツッコミどころ満載の展開で、どう収拾つけるつもりなんだーと、そういう意味でハラハラしました。
最後はほんとにただ「フタをしただけ」感があり、起承転結のあとの爽快感的なものはありませんでした。
あと、映画好き、かつポケモンも相当やりこんでる自分が、「ポケモンを知らない」観客に対してどうだろうかという視点でも見ていましたが、正直楽しくないだろうなと思いました。
たくさんポケモンが出てくるだけ、で特徴が活きてるわけでもないから興味も湧きにくいんじゃないかな…
ポケモンと人間の共存する世界を創造するのってすごく大変だと思うんです。
ゲームだと納得いっても、映画だと急に現実味があるかどうかで測ってしまう。そうするとどうも今回の作品だと無理のある描写だったり、ストーリー展開だったなぁと思います。
自分みたいに映画の前売り券の特典目当てで購入して、映画自体がおまけになってしまってる人も多いのでは？
ポケモン自体が世界的に展開しているわけだから、映画制作陣は相当なプレッシャー背負ってると思います。ここは今後も頑張って欲しいです。
