わたあめ

ミュウツーの逆襲 EVOLUTIONのわたあめのネタバレレビュー・内容・結末

ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

叩かれている頰も叩いている手も痛い。その痛みが伝わってきました。

惜しいなって思ったのはミュウツーが生まれた瞬間「私は誰、私を作ったのは神か」と言ったところ。個人的な好みになるだろうけど、いきなりそのセリフを言うんじゃなく、そのミュウツーの気付きも描いても良かったんじゃないかな。その方がサカキのミュウツーに対しての扱いがより強く印象深くなる。さらにミュウツーの逆襲への思いも。(追記: 後で知ったのですが昔版はアイツーという女の子がいたようです。完全に忘れてました)

サトシの死亡シーンは良かったです。失ってから大事なことを気づくしより共感できます。人もポケモンもそういう生き物です。バトルを止めようとするポケモンマスターになりたい少年の行動は矛盾であり、自分の夢を否定している。良すぎる。

ただ物語終盤でこの出来事の記憶を消したのは結構残酷だと思う。本当に消すべきだったのか?笑
確かにコピーたちが存在することを肯定するにはオリジナルの記憶を消した方がいいかもしれないけど、似たようなことがあれば繰り返すような気がする...。教訓として記憶に残した方が良かったんじゃないか。
でも残してたらサトシはポケモンマスターを目指すのやめてただろうな。

てか!!あんな可愛いミュウが!いきなりコピーなんて肉体でコピーより優れているって言い始めたのびびった。こわすぎだろ。自分の存在に疑問を持ったであろう無抵抗のピカチュウも、相手のことを考えるニャースも最高だった。

でもやっぱり惜しい。
わたあめ

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