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家族ゲームのpenのネタバレレビュー・内容・結末

家族ゲーム(1983年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに鑑賞。
元々好きだったけど、改めてその気持ちを噛みしめながら。不穏な雰囲気をじーっくり撮ってるイメージがあったけど、いま観るとテンポが良い。頬を叩いて叩き返してのバシバシって効果音のリズムも気持ちが良いのを筆頭に、こんなにさっさと次の場面に行ってたのかと驚いた。
BGMが無い中では環境音や咀嚼音が余計に際立ち、その音の数々がこちらの不安を煽る。
吉本が振るう不意打ちの暴力のような破壊が、いつ起こるかもしれない可能性がずっと留保され続けている時間が流れていて、堪らなかった。
噛み合ってるかどうかよく分からない何度も繰り返される会話に何度も笑わされて、こういう面倒くさいユーモアがあるから怖さだけでなく飽きない。
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