家族ゲームのネタバレレビュー・内容・結末

「家族ゲーム」に投稿されたネタバレ・内容・結末

ずっと可笑しくて、不気味で、気持ち悪くて、訳がわからない。でも、案外どこの家族も似たようなところがあるのかもしれないですね。

どの食事シーンも印象的ですが、やはり最後が最高です。初めて観たときはかなりの衝撃(笑撃)でした。
メモ
■家族
部屋に対して異常に横長な机。窮屈に横並び、皆が無意味に忙しなく、わざとらしく咀嚼音を立てながら食事する。煩いことを気にも止めないほどの無不穏な関心さ。

■母親
我が子がイジメられているのを知っているにも関わらず何もしない。夫が目玉焼きの黄身だけを啜って食べることすら知らない。「一晩中踊れたら」のレコードをかける、劇中で音は流れない。

■父親
大事な話をする時、車へと誘う。つまりどこまでもこの人は顔を見ず向き合って話そうとしない。

■茂之(弟)
来客がいるのにパンツ一丁になる奴がどこにいる。
宮川一朗太は沼田顔。
「下着取り替えてたのー。」???


■授業の先生
・成績の悪い生徒の答案用紙を丸めて校庭に投げ捨てる最悪教師。

■家庭教師
・ろくに教えようともせずに植物図鑑を読み耽り、生徒への脅迫を重ねる家庭教師。一気飲み、というよりグラスを空にしない病に罹っているかのよう。しかし一方で、ストローの刺さった紙パック豆乳は少しずつ飲む。

■担任の先生
・進路相談をする担任の先生も生徒に無関心に思える。なぜここまで突き放すように言うのか。

■クラスメイト
・所々明らかに作り物のセットが現れる。
・クラスメイトの美栄子の家は、構造が全く不明。
 家の中にエレベーターがある?裕福な家庭。

■その他
・殴る音のSEがかなりチープで現実世界へと引き戻される。
・昼休み、女性教師が林檎を剥いている。家庭教師の彼女も林檎を剥いている。女性はよく林檎を剥く。

■感想
「こういう画を撮りたい」がかなり全面に出ているので、作為的というか、画に関する作家性が強すぎる印象。この時代の常識が分からないのでズレ具合が少し分からず、冗談を認識しずらい。家族とはこうあらねばならないといえような帰属意識を押し付けられたような気もする。ラストシーンはキャシー塚本を連想。

以下引用
■非言語的方法論
例えば松田優作の他者との距離感であったり、食事をするときの音であったり、言葉の発せられる大きさと画像の大きさの不均衡など。そこで生み出された世界は、リアルでありながら、まるで非現実な光景。つまり、この映画を見た観客が、不協和や不整合や非日常を受け取り、この映像の集積に対して混乱を生じるという事実こそが、この作品の語る「ゲームとしての家族」の姿の異様さを、観客に伝え得たという証拠だった。

■食事シーン
この家族の食事シーンはいつもみんな夢中になって食っている。食うことは生きることに直結しているが、食欲本能をむき出しにして食っているという感じ。 それは自分が生きることに夢中ということで、自分のことしか考えていないというのを端的に表している。それはラストシーンのお祝いの食事でも同様。その愚を見透かし家庭教師はやりたい放題するが、家族は自分のことに夢中で気にも留めない。最後にやっと気に留めて家庭教師に怒りだし、家庭教師が家族一人一人に鉄拳制裁を加え、身勝手の場である横長テーブルの上のものを全部落として立ち去った。

■音を立てる
冒頭からの飲み食いの音だけでなく
・家庭教師は一気飲みをする
・父親は黄身だけを吸う
・ドアの開け閉め、歩くなどの生活音 など
あえて音を立て印象づかせることで、不快で、イラついたりピリピリする感じを出していた。
BGMも一切流さず、レコードの音すら流れない徹底ぶり。

→自分のことだけで相手をちゃんと見ていない、それが学歴だけで人を見て中身を見ていないという学歴偏重にも繋がっている。

■ラストシーンに関する解釈
父親が言っていたバット殺人が思い起こされ(この事件は予備校生が起こしていて、長男は大学進学のことで父親ともめている)、上空をうるさく飛ぶヘリコプターは団地内で家庭内暴力による殺人事件でも起きて取材ヘリが飛んでいるのかという悪い想像ができ、この家族の長男進学時を暗示しているようにも思える。(ヘリの音が長男の空手部見学シーンとかぶっていて、これ以外に長男が空手をやり始める意味が見い出せない)
引用元
https://www.google.co.jp/amp/s/www.reviewanrose.tokyo/article/438366775.html%3famp=1

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12156915402
「よくわからなかった」
これが一番の感想w

食卓が横並び。
これだけで沼田家の異様さが表れている。

子どもが言うことを聞かないのを妻のせいにしたり。
今の生活の不満を子どものせいにしたり。
面倒くさいことを家庭教師に任せたり。
自分が何も知らないことで捻くれたり。

一番何を考えているのか分からないのは
家庭教師の吉本なんだけど
観終わった後は彼がまともに思える不思議。

こういう家庭って、どこにでもありそうで
この時代なら尚更普通にありそうで。
でもそれをその時代に問題提起してるのは凄いと思った。

お母さん役はどっかで観た美人さんと思ったら由紀さおりじゃん!
ずっと観たかった作品。
色んな人がこの映画を絶賛していて私の中でハードルは上がりまくり如何程かと思いながら観たけれど
一言では到底言い表せないけれどすごかった。
序盤から洒落た絵作りに引き込まれた。
船と植物図鑑、高度経済成長期(間も無くバブル)の街並み、横一列の食卓、芝生と家庭教師の赤いベスト、、
状況説明の映像と多くを語らないセリフ、一切流れることのない音楽がより一層この映画の不穏な空気を際立たせていた。
役者選びにものすごく拘っているのも伝わってくる。
松田優作の余白を残す演技がこの映画をより一層いいものにしているし、松田優作と伊丹十三との間に流れる殺気立つ感じがすごくてなんか怖いなあとか思ってると由紀沙織演じる母親が「喧嘩しないでくださいね」って言うからそう言うセリフが当人の間で無くとも観ているこっちにまでそれが伝わってくるなんて役者の腕が光まくっているなと思った。

目玉焼きチュウチュウできないじゃないかとか、風呂の中では必ずパックの牛乳をストローで飲む父親(伊丹十三)とか、あと今日はすき焼きなんですよって母親(由紀さおり)に言われて名残惜しそうにする家庭教師(松田優作)もオモロイし、女の話を茂之にされてハンカチを出して露骨に焦るところとか、出された飲み物は全部ひとおもいに一気に飲むところとかそういう一つ一つの癖も怪奇にいい味を出していて笑える。
最後のいつのまにか始まっているコントのような食事シーンめちゃくちゃ良かった笑笑
そして散らばった皿や食事を全員で拾い上げる家族の絵も最高でしたね笑笑

受験という成功体験と、高度経済成長期、バブル崩壊?、核家族化といった社会問題を浮き彫りにしていてメッセージ的にもかなり強い作品。
受験が終わり成功した良かった!みたいな束の間の幸せのなかでまた不穏な空気、大学受験の壁まだ安堵していたい感じと、
高度経済成長期に富も名声も手に入れた「幸福」のその先で人はどうなってしまうのだろうかみたいなことが受験の成功体験と類似していて面白い描き方だった。

最後のヘリのシーンは色んな解釈の余地有りでかなり衝撃的だったなあ…
金属バット殺人とか言ってるし何かしら破綻へ向かっているのだろうけど、結構不吉な終わり方でしたね…
あの家族物理的距離は近いのに、(横一列のテーブルだし)向き合わずなんか遠い感じ、不穏だ。
建前ばかり気にして、お互いを思いやるようで結局自分ばかりな家族が、家族ごっこをしているにすぎないみたいな感じがタイトルからも受け取れる気がした。

近所の奥さん(戸川純)の「あなただけなんですこの団地で話しかけてくれたの」とか「自分のことだけじゃなくて他の家のことも心配してくださいよ」みたいな台詞とか
団地で戸建てより物理的距離は近いけど遠い他人な感じも浮き彫りだった。
そう言うことも同時に描きたかったのかな?
核家族化してきた社会を浮き彫りにしつつ「お爺さんが死んだらどうやって遺体を外に出せばいいんですか?」っていうなかなかコミカルな会話の対比良かった。
社会問題を描きながら、されどコメディで映画的快楽もあり、何度でも観れる作品に仕上げた森田芳光に拍手!

また観たいです!
一見すると昭和にある普通な家庭だが、ところどころ奇妙な人間関係が印象的で、タイトルにある家族ゲームとは家族でゲームすることではなく、ゲーム(役割を演じる)のような家族という意味ことだと思った。

料理は豪華なのに向き合わない食卓。
堅物で一家の大黒柱だが家庭のことは投げやりの父。
優しいが気が弱く不満が積もる母。
最初はエリートだがだんだん堕ちていく兄。
最初は勉強が出来ないが、家庭教師から勉強も喧嘩も教わり成長していく主人公。
三流大学7年生の家庭教師。
いじめをしてくる同級生。


全体的に気持ち悪さが印象的でした。
主人公の勉強のモチベーションが、良い高校に行くなどの前向きさではなく、成績が良くなることでいじめてくる同級生が嫌な顔をするから。
父は真面目で硬派でいかにも一家の大黒柱といった風貌だが奇妙な癖を持ってたり家庭教師のやる気を上げるために裏で金を約束したり、家庭のことは全く関与しない。
母は家庭が仕事だからとずっと家に引きこもりっぱなしで、子供を産んでこんな筈じゃなかったのにとずっと鬱気味で嘆いてる。
兄はエリートコースだったのにだんだん成績や学校での態度が悪くなっていく。


最後主人公は兄と同じようにエリートコースとして高校受験に合格するが、祝いの席でも結局家族としてまとまることはなく、それを見た家庭教師が無言で取っていく行動に驚かされました。
映画のなかの食卓模様がすきなのですが
これはダントツで異色でした
お母さん、麗しく優しくすてきで目を奪われてしまうの
時たま、心地よいゾッ が訪れて良かった 夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ夕暮れ…生理はいつから…
あと
戸川純がめちゃくちゃ可愛い 奥さまとは思えない、短めの三つ編みとあかいお洋服お似合いです 
ラストはアレで終わるんじゃなくて、コレで、良かったです みんなで眠ってしまいたい
松田優作と伊丹十三目当てで見る。
ストーリーよりも横一列に並んだ食卓や、 最後のヘリの爆音の中で昼寝?する兄弟と母が強烈に印象に残っている。
最後の解釈は難しいけど束の間の安息ってことなのかな。
自分が産まれる前の作品だけど、めちゃくちゃ新しく感じた…
松田優作だから観た。有名だから聞いたことあったけど、横並びに食事するとか、演出変わってる。
松田優作っぽくない気がしたけど、無表情の暴力シーンは松田優作っぽかった。
めっちゃ早口なのは謎な演技。飲み物を一気に飲むのも謎。
受験の闇というか、ピリピリするのは分かる。父親、教師の無責任感はイラっとする。
ぬるい湿度感と静かな狂気。窮屈そうに横並びに並んでの食事シーンが印象的。松田優作がマヨネーズぶち撒けるのにふふっとなった。
エンドロールが流れてバックに音声だけが流れてるのがかっこいい。
宮川一朗太がまだ子供!
由紀さおりも若い!
でもって面白い!
最後の食事シーンがめちゃくちゃ過ぎて最高!

もう会いたくないと思わせるための奇行やったんかな?
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