YokoGoto

家族ゲームのYokoGotoのレビュー・感想・評価

家族ゲーム(1983年製作の映画)
3.0
シュール!特に松田優作さんがシュールすぎる。初めて観たが、ものすごい古い映画だけど、逆に古さを楽しめる感もある。家族のねじれとあの頃の青年の家庭内暴力をシュールに描いた作品。食事シーンの気持ち悪さを、音で表現するあたりがシュール。カメラワークも、「なんだこのカメラワーク?」っていうシーンが幾つかあるが、だんだんツボにはまってくる。特に、感動の押し売りもしないし、道徳を切々と解く感じもなくいい。特に、ラストシーンは「この状況をどう理解すればいいのか?何が起こったの?」と想像すると、ちょっと背筋がぞわっとする感覚もある。いろんな意味で余韻を残す映画だった。それにしても、松田優作さんってすごい迫力。
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