じゅり

家族ゲームのじゅりのレビュー・感想・評価

家族ゲーム(1983年製作の映画)
3.4
松田優作目当て。昔の日本の家族、学校、友だち、の文化がもうダダ漏れで昭和感がすごかった。でも、勉強中のガラステーブル(?)を使ったローアングルとか、固定的に人物を追って横にだけ動いて撮ってたりとか、あえて遠くの方から撮ってたりとか、アングルがめっちゃかっこよくて古いはずなのにお洒落なのが良かった。でも特に咀嚼音だけやけにでかいのは何でかよく分からん。特に父親の黄身がチューチューできないじゃ無いか、のカットは鳥肌立つほど気持ち悪かった。昔の人の独特の喋り方ってあるな、なんというか早口というか、無感情というか。話の内容自体は、ふーんって感じ。受験って昭和から、大変やったんやなあて感じ。茂之のヘラヘラした感じもしょうみ気に入らんし、母親のこの時代ならではなのか、おっとりした女らしい感じも気に食わない。ただお兄ちゃんだけは感じ良かった。で、お目当ての松田優作は、やっぱりかっこいい。別に顔がかっこいい訳では無いけど、スタイルが良いし、何というかすごいオーラある。ブラックレインの目がギラギラな役も良いけど、こういう不思議な人役も良かった。これら以外の役も観たい。
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