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家族ゲームのAMのレビュー・感想・評価

家族ゲーム(1983年製作の映画)
4.1
一人一人が面倒なことを見て見ぬふりをしたり、他人に押し付ける。そんな人間たちが家族をしている。その嫌な感じ、不気味さがひしひしと画面から伝わってきた。フード理論を論じるには最高の映画ではないだろうか。食卓の形がまず気持ち悪い。父の目玉焼き愛が気持ち悪い。そしてラストは家族の象徴だった食卓の崩壊。松田優作が恐ろしく、笑えるシーンもたくさんある。高速ビンタが痛そう。重行がだんだん強くなっていくのも面白い。難解なラストだが痛快で楽しかった。
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