ジャッキーケン

盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~のジャッキーケンのレビュー・感想・評価

4.8
盲目のピアニストが大物俳優の殺人現場に出会してしまう!犯人は盲目であることを良いことに上手く殺人現場を誤魔化すが、
その盲目の男が実は目が見えているとしたなら…

という盲目を演じて生活をする凄腕ピアニストが騙し騙されすれ違うララランド!!

インド映画史上最もヤバイどんでん返し映画のdrishyam(邦題はビジョン)に並ぶど傑作どんでん返し!

目が見えてるのに見えないフリをしなけれらならない崖っぷちの盲目演技スリラー!

犯人はすぐ目の前、銃を握っている
少しでも嘘がバレれば即刻処刑
「ザ・ウォーク」の綱渡りの落ちかけるタマヒュンが前半ずっっっと襲われる!

盲目を偽り現場を後にしたピアニストは警察に向かい全て通報しようとするもなんと警察署長が殺人事件の犯人!!
もう逃げ場がない!どうしよう!

並みの映画ならこの映画の開始10分で全てを出し切ってしまうがこの映画の計り知れないどんでん返しっぷりの過剰さはインド映画らしいしdrishyamもここまでの騙し合いとまではいかない、一瞬のラストに全てをかけるのがdrishyamなら、この映画は全てにかけて計算され尽くしたIQ500の映画だ!!!!

予想の真上を超えるアッと言わすどんでん返しの数々は指が20ぽんあっても足りない

登場人物は息を吸うように嘘を言い相手を騙し、さらに騙された相手も計算通りと騙した相手を騙す

全ての伏線、人物、物、発言が引き金となり何から何においてもこの映画に振り回され、最後のワンシーンまでも嘘か本当かわからない、そう、この映画のストーリーそのものがどこから本当か嘘か分からない
インセプションかよ、マジでSFのないインセプションって後味のラストで忘れられない

最高に面白かった