父になる、母になる男女の"歪な"闘いと愛の物語。全身全霊の家族ドラマ。
情熱的な演技。全編とおして熱い感情乗せ乗せの演技が光る。どのシーンを切り取っても、激しい喜怒哀楽+αに包まれている。
圧倒的暴力の数々。エグい描写多数。バイオレンスなシーンは目をそらしたくなるくらい。それでも掴んで離さない画の魅力はあるのだが…。苦手な人は注意。
落としどころ。物語はかなり好き嫌いが分かれそう。実際に私は苦手な部類だ。とても感情的でがむしゃら。この作品のエネルギッシュなメッセージをどう捉えるか、難しいところである。
自分は宮本のように生きたい!とはならず、一歩引いて観てしまった。しかし、人によっては忘れられない人間讃歌の物語になることも、決して間違いない作品と思う。