このレビューはネタバレを含みます
圧倒的な熱量。
おセンチな作品を観ることが多いからでしょうか、こんなに生を直接的に感じる映画に久し振りに出会えました。
床に落ちた金魚 折れた歯 鮮烈な血の赤。
2時間と少し、散りばめられた生を拾い集める。
役者さん達のパワーがダイレクトにぶつかってきます。手に力が入り過ぎて上映後、掌に爪が食い込んだ跡がしっかり残っていました。
東京で生きている今、自分の生き方は省エネすぎんだな。って改めて思いました。
映画観た人はきっと帰り道、荷物なんか捨てて全速力で走って叫びたい衝動に駆られる映画です。
私だって生きちゃうんだ。
素敵です。