RyukiMorya

宮本から君へのRyukiMoryaのレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2019年製作の映画)
4.8
軽いパニックになるほど衝撃的な作品。マジで上映前にコーヒー買っといて良かったわ。アレなかったら、交感神経優位っぱなしで自律神経失調症なるとこだわ。
一応、ドラマ観てなくても話がわかるようになっていて、ドラマの演者達はほとんどお飾り程度に出てきます。ただ、初見の人は宮本が馬鹿すぎて鼻につくかも。ドラマ観てる側としては、そこは1回乗り越えているため「仕方ないなあ」って感じで観てられるけどどうなんだろう。
構成としては冒頭の「現在」で大筋は掴めてしまって、過去をおさらいしていくスタイル。でもわかっていても、嫌なもんは嫌だよね〜😭
このタイミングでラグビーを取り扱っていることは確信犯的なんだろうけど、「絶対に勝てない」強大な敵に立ち向かう宮本はまさにラガーマンの美しさ。
池松と蒼井優の、血管ブチ切れそうな白熱の掛け合いがパない。ぐっちゃぐちゃな顔でもキラキラした目を持つ池松も、蒼井優の怒りと悲哀を通り越した先にある無表情、両方ともめっちゃ怖い。街でこんな人に出くわしたら絶対に違う道選んで通る。
音楽が本当に救い。ちょっと青春らしさがでて、爽快な気分になれる。エレカシ宮本×横山健って結構反則技だよね!
とりあえず当分の間は観たくないけど、ガツンとパンチのある作品としてオススメできます。
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