たけ

宮本から君へのたけのレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2019年製作の映画)
5.0
男にはやらなきゃいけねえ時がある。男には守らなきゃいけねえものがある。男には決して曲げちゃいけねえプライドがある。男には逃げ出したくても逃げちゃいけねえ戦がある。男には99.9%負けだと分かっていても勝たなきゃいけねえ時がある。

平成から令和に移り変わった2019年。この年にこんなクソッタレな映画が作られた意味を考えろ。目を背けるな。走れ。闘え。怒れ。

最後に全力で走ったのはいつだ。乗りたい電車に間に合わなくても、次がすぐ来るからジョギング程度のてめえら。走れ。全力で走れ。
最後に闘ったのはいつだ。小学生の頃の喧嘩か、それとも部活の引退試合が最後のてめえら。闘え。全力で闘え。
最後に怒ったのはいつだ。所詮周りの目が気になって言いたいことも言えねえてめえら。怒れ。全力で怒れ。

おれはやる、宮本浩になりてえから。
おれはやる、池松壮亮になりてえから。
笑いたければ笑え。おれはやる。
この映画はおれのバイブル。
二回泣いた。この映画が大好きだ。
たけ

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