ものすごい、やばい、言葉が出ない。言葉が出ないんだけど無理矢理ひねり出さないといけない。
とにかくシーンごとの最高熱量が高すぎる。宮本っていう、まあ、自分からしたら本当に大昔に読んだ主人公が、こういう奴だったなぁと思い出すんだけど。
宮本は男の意地の塊みたいなやつ。負けらんねえよなぁそら。
そんな意地の塊みたいな映画にめちゃくちゃ豪華な出演陣。普通にピエール瀧が出てて、またいい役なんだよな。そんで佐藤二朗がまた新井英樹の漫画から出てきたみたいなキャラみたいでさ、説教くさくて笑えないの。いつもの佐藤二朗の演技で笑えないということがこんなにすごいことなのかと思った。一ノ瀬ワタルも良かったね…ほんとに良かった。映画館で俺は汗をかいてしまったよ。
同じ原作者の映画、愛しのアイリーンでは、安全地帯から主人公たちを遠慮なく笑う年寄り連中共に怒りが湧いたけれども、この映画では宮本と同じ汗を書いたような気がした。熱が移った。
