このレビューはネタバレを含みます
本作に流れる時代遅れな雰囲気が、作品から心を遠のけてしまった。
飲める者こそ偉いという風潮や、当たり前のように横行する靖子へのセクハラ、宮本の「女の出る幕じゃない」という言葉や、家庭の幸せを決めるのは自分だというかのような横暴さ。何より「俺が幸せにしてやる」なんて前時代的すぎる。
宮本のエゴイズムの極致である、靖子の気持ちを全く無視したプロポーズには嫌悪感しかない。靖子がどう思っているかはどうでも良く、ただ自分が気持ち良くいたいだけ。
2020 自宅鑑賞 #45
2020 #66