ヤムチャン

宮本から君へのヤムチャンのレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2019年製作の映画)
3.7
みっともないくらいの暴力の熱量。
不器用な人間の筋の通し方が普通を突き抜けていく。周りが誰も止めれないくらいの疾走感で。いききる覚悟ってやつか。他人から無様な姿とみられる視点は完全に打ち消してくる池松壮亮の泥臭さを、その行為が潔いとさえ思わせてくれる。元彼井浦新のチャラい見守り役も大人の包容力を感じさせる、こずるいけれど。蒼井優の役どころも素晴らしかった。