川島雄三監督作品。
タイトルが『純潔革命』で1953年の映画なので、「女性の純潔とは…を巡る物語かな？」と思いながら観てみたら、まさにその通りだった（笑）
結婚前に肉体関係を持つことの是非が真剣に議論されたりして、「自分が生まれる前の時代はこんな感じだったのか…」と思う。
しかも、三橋達也が草笛光子にキスを迫っただけで「男の人って、誰だって醜い欲望を持っているんだわ！」と言われて嫌われる場面などは「えっ、キスもダメなの？」という感じ。
しかも三橋達也はキス未遂（笑）
なかなか時代を感じる川島雄三監督作品であるが、ある意味、逆に新鮮な気もするから不思議。
こうした物語を、割と軽いタッチも感じさせるドラマにした川島雄三監督、さすがの手腕。
