Jimmy

港の女のJimmyのレビュー・感想・評価

港の女(1928年製作の映画)
4.0
シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞🎥
グロリア・スワンソン主演のサイレント映画。
彼女が特に綺麗に見えたラウォール・ウォルシュ監督作。

南の島では米兵が白人の男や女に会うことが殆どできずに駐在している。そんな折、1台の客船が寄港して、美女サディ(グロリア・スワンソン)が降りて来たものだから米兵は喜んでいる。
ハミルトン(ライオネル・バリモア)は美女サディの過去を知っているため、「米国に帰って牢屋に入れ!」と言う。サディはオーストラリアで新たな生活を始めようと思っている。ただ、ハミルトンの許可があればオーストラリアへ行けるのだが、彼はOKしない。
そんなサディを好きになった兵士のオハラ(ラウォール・ウォルシュ)がいて、彼と彼女はだんだんと距離を縮めていく。
妻のいるハミルトンも、サディの魅力の虜になったようだが………といったドラマ。

この南国の島は年中雨が降っている感じだが、本作は1928年(約100年前)の映画なのでフィルム状態が悪い箇所があり「真ん中あたりが焼けている所」があったり、ラスト近くはフィルム自体が無いのか「静止画で何とか物語を続けている所」もあった。
こうしたフィルム状態なので商品化は難しく、今回のようなラウォール・ウォルシュ特集上映のようなスクリーンで観るしかないと思った。

しかし、ホントにグロリア・スワンソンがこんなに綺麗に撮られている映画はあったかなぁ……と思ってしまうような素敵さであった😍💕💕💕
ドラマも良くできていて、ラウォール・ウォルシュ監督の佳作✨
Jimmy

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