NuSuke

劇場版 仮面ライダージオウ Over QuartzerのNuSukeのレビュー・感想・評価

4.5
ジオウの最終回というよりかは平成ライダーの最終回といった感じで、ジオウの最終回的な話を期待してたから若干肩透かしを食らった。
そこが残念だったけども、中身に満足できたから問題なし!
冬の映画とは違ったベクトルでのメタ話だったシナリオは結構良かったんじゃないかなぁ。
冬の映画が平成ライダーからファンへの感謝の意を示した作品ならば、今作はファンが平成ライダーへ「今までありがとう」と思わせてくれる1作になったのではないだろうか。

クウガから始まった平成ライダーは年を追う毎にどんどん凄いデザインになり、ドライバーの音声も長くてクセの強いものになっていった。
その世界観も完全に独立している。
その"統一感のなさ"が平成ライダーの魅力であると自分は思う。
そして、その1作1作を必死に真剣に作っているからこそ凸凹道でもいいし、他人にどうこうされる必要も筋合いもないのである。
そして、仮面ライダーブレン、斬月カチドキアームズ、仮面戦隊ゴライダー、漫画版のクウガに仮面ライダーGまで平成ライダーが本1冊に収まらず、20作品だけではないという事をこれでもかっていうくらいに見せつけたシーンはもう興奮した。

最後のゲイツ、ウォズ、ツクヨミに関してはまだ最終回放送してないからああいう感じになるのは、仕方のない事なのかな。
にしても、バールクスの最期のシーンはふざけ過ぎ笑
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